秀才の妹49 ページ4
「やれええ!!
金的を狙ええー!!!」
敵の叫び声が聞こえてきた。
…金的って？
「私たちの考えすぎだったのかしら…。
すごいわ…。」
オールマイトなら…そう思っていたのに
砂埃が晴れたそこに居たのは
脳無にお腹を掴まれ、血を吐くオールマイトの姿だった。
死柄木の声は聞こえないが、
脳無の指がズブズブとお腹に入っていく様子が見えた。
「蛙ス…っ…ユちゃん！」
「頑張ってくれてるのね。
なあに緑谷ちゃん。」
「相澤先生担ぐの代わって…!!」
「うん…けど何で…」
「出久…くん…？」
私が声をかけた瞬間、出久くんは走り出した。
「えっ、ちょ…!!」
「オールマイトォ!!!!」
「っ…出久!!なにしてんの!!」
走り出した出久くんの目の前に黒い影が出たのに気付き
一目散に私も走り出した。
「出久!!!」
また、私の腕は届かないのか。
「どっけ邪魔だ!!
デク!!」
大きな爆発を起こしながら
突然お兄ちゃんが黒霧を倒した。
突然のことに、思わず足が止まる。
「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんは、黒霧の中に隠れていた
本体のようなものを押さえつけ、動きを封じた。
そして脳無からパキパキと音が聞こえ
何事だと見ると
轟くんの個性で体が凍っていた。
そして切島くんが死柄木を攻撃…しようとしたが
避けられていた。
「くっそ!!!
いいとこねー！」
「スカしてんじゃねえぞモヤモブが!!」
「平和の象徴はてめェら如きに殺れねぇよ。」
「かっちゃん…！皆…!!」
みんなが来てくれて、心強いはずなのに
私は嬉しくなれなかった。
なんでかわからないけど
今すぐこの場から、離れたくなった。
……戻ろう。
ここに私はいらない。
「……。」
そのまま私は後ろを向いて
入口へと足を運んだ。
胸のモヤモヤを閉じ込めて。
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どこかのラブライバー♀(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます。ありがとうございます、励みになります！更新遅くて申し訳ないです…!!頑張りますので、暖かい目で見守っていてください…！ (2018年5月24日 21時) (
レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - この作品いつと楽しく拝見させてもらってます！更新楽しみにして待ってますね！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 357ba3e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのラブライバー♀(プロフ) - 8800さん» コメントありがとうございます。早く読みたいと言って下さり、凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年5月11日 22時) (レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
8800 - 更新頑張ってー！早く続き読みたいですー！ (2018年5月10日 20時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのラブライバー♀ | 作成日時：2018年5月7日 0時
