秀才の妹48 ページ3
弱ってる、それは私にも身に覚えのある話で
思わずピクリと体が反応してしまった。
「いっ…」
今まではあまり痛くなかったが、動いた拍子に
火傷と服が触れてしまい、再び激痛が走る。
「オールマイトだめです!!
あの脳ミソ敵!!
ワン…っ、僕の腕が折れないくらいの力だけど、ビクともしなかった!!
きっとあいつ…」
ワン…？
何を言いかけたんだろう…。
そしてオールマイトは
不安そうに問う出久くんに対し
「緑谷少年。
大丈夫！」
いつもの笑顔で
そう、一言告げ
死柄木と脳無の元へ飛び出した。
「
「脳無」
「SMASH!!!」
オールマイトは何度か攻撃を放つが
脳無には効いていないようだった。
「効かないのは"ショック吸収"だからさ。
脳無にダメージを与えたいなら、
ゆうっくりと肉をえぐり取るとかが効果的だね……。
それをさせてくれるかは別として。」
ショック"吸収"だと死柄木は言った。
…あれ、てことは…。
「Aちゃん!!早く!!」
「あ…ご、ごめん出久くん…。」
立ち止まりオールマイトの戦いを見ていた私に
出久くんが声をかけてくれた。
出久くんと峰田くんが相澤先生を運んでいたので、私も…と思ったが
"火傷してるんだから"と断られてしまった。
さあ早く入口、と思った瞬間
後ろで大きな音が響いた。
「何でバックドロップが爆発みてーになるんだろうな…!!
やっぱダンチだぜオールマイト!!」
あぁ、今のはオールマイトが脳無にバックドロップをかましてやった音なのか。
「授業はカンペ見ながらの新米さんなのに。」
「でも流石だよね…。」
「あとAちゃん。
その火傷、とっても酷いわ。何があったの？」
オールマイトがいるからと安心し、
少しだが会話を交わし始めた。
「私にもよくわかんなくて…。
気付いたらって感じ…。
でもどこかに触れない限り痛くないんだよね。ズキズキはするけど…。
だから気にしないでね。」
「ケロ…。」
私がそういうと、梅雨ちゃんはしょぼんとしてしまった。
こういう時、頼った方がいいんだろうか。
でもこの状況で心配させるわけにもいかない。
きっとこの判断で正しかったと思う。
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どこかのラブライバー♀(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます。ありがとうございます、励みになります！更新遅くて申し訳ないです…!!頑張りますので、暖かい目で見守っていてください…！ (2018年5月24日 21時) (
レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - この作品いつと楽しく拝見させてもらってます！更新楽しみにして待ってますね！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 357ba3e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのラブライバー♀(プロフ) - 8800さん» コメントありがとうございます。早く読みたいと言って下さり、凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年5月11日 22時) (レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
8800 - 更新頑張ってー！早く続き読みたいですー！ (2018年5月10日 20時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのラブライバー♀ | 作成日時：2018年5月7日 0時
