秀才の妹64 ページ20
2週間はあっという間に過ぎ…雄英体育祭、本番当日。
自分の個性を伸ばす練習は上手く行き、
何とか火傷をさせずに、腕とか足を熱くさせることができるようになった。
そしてもう1つ、私は個性を使っている間
周りからの熱に強いことがわかった。
熱湯をかけられても、私の体のほうが熱く、耐性が出来ているようで
全く熱さを感じることはなかった。
にしても、コスチュームを着れないのが残念だ。
シンプルではあるけれど、丈を短くしている分、個性を広範囲で使えるからだ。
「皆、準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!」
「コスチューム着たかったなー。」
「公平を期すため、着用不可なんだよ。」
へえ、と心の中で相槌をうつ。
めんどくさい訳ではない。断じて違う。
「緑谷。」
「轟くん……何？」
「客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う。」
何を言い出したんだ。
始まる直前に宣戦布告とか…
「おまえ、オールマイトに目ぇかけられてるよな。
別にそこ詮索するつもりはねえが…
おまえには勝つぞ。」
「おお!?クラス最強が宣戦布告!?」
「急に喧嘩腰でどうした!?直前にやめろって…」
「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ。」
体育祭は、上位に入ってこそ注目を浴びることが出来る。
もし本気でヒーローを志しているのなら、仲良くみんなでやりましょう…とはいかない。
「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか…は、わかんないけど…。
そりゃ君の方が上だよ…実力なんて、大半の人に敵わないと思う…
客観的に見ても…」
「緑谷もそーゆーネガティブな事言わねえ方が…」
「でも…!!」
…!!
「皆…他の科の人も、本気でトップを狙ってるんだ。
僕だって…遅れを取るわけにはいかないんだ。
僕も本気で、獲りに行く！」
「……おぉ。」
そうだ、この流れで…
「この流れに便乗して、私もひとつ……。
お兄ちゃん。」
「……。」
「…負けないから。お兄ちゃんよりも、上に立つ。立ってやる…から。」
お兄ちゃんの目をみつめ、逸らすことなくそう伝えた。
そして____
「1年ステージ、生徒の入場だ!!」
体育祭が始まった。
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どこかのラブライバー♀(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます。ありがとうございます、励みになります！更新遅くて申し訳ないです…!!頑張りますので、暖かい目で見守っていてください…！ (2018年5月24日 21時) (
レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - この作品いつと楽しく拝見させてもらってます！更新楽しみにして待ってますね！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 357ba3e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのラブライバー♀(プロフ) - 8800さん» コメントありがとうございます。早く読みたいと言って下さり、凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年5月11日 22時) (レス) id: a5c38f8b66 (このIDを非表示/違反報告)
8800 - 更新頑張ってー！早く続き読みたいですー！ (2018年5月10日 20時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこかのラブライバー♀ | 作成日時：2018年5月7日 0時
