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次の日には青城との練習試合が待っていたため、疲労を残さないよう程々の練習で終わった。
部員達が部室で着替えようとしていると、「ハイ！」と日向が右腕を真っ直ぐ上げて声を出した。
「俺ちょっと気になったんですけど、れいせん…さん？あの人、どんな人なんすか？
バレーやってる人には見えなかったんですけど……」
日向のそのもっともな質問に、田中は少し悩みながらも言葉を返す。
2年組は全員遠くを見ているような微妙な顔をし、説明したくないという空気を纏っていた。
「あいつはな…。なんつうんだ、あれだ、変人というか、ある意味天才というか…。
まぁでも、良い奴だぞ。変人だがな。なんだかんだ言ってあいつの言ってることは正しいしな」
「結構分かる。でもな、完璧主義というか、こだわりが強いというか…。
指導法に違いはあるけど、スパルタ加減は烏養監督にちょっと似てるかも」
なんて言う縁下に同調するような声が上がり、冷泉への不満や愚痴で楽しそうに会話が回り始めた頃、田中が日向や影山などの1年生に近寄って声を掛ける。
「田中さんが変人って言うなんて、相当っすね」
「おい影山、それどういう意味だコラ。
……ちょっと長くなるかもしんねぇけど、あいつのこと知りてぇんだろ？話すぜ」
「お、お願いします！」
「俺があいつを知ったのは入学式だな…。確か……」
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森谷きのこ(プロフ) - ひよりさん» コメントありがとうございます。気を付けているところやこだわっているところを褒めていただき、嬉しい限りです。細々とではありますが続けていくので、これからもよろしくお願いします。 (4月4日 22時) (
レス) id: 8dba170153 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - 文章の構成、 情景や感情の表現、言葉選び諸々凄い丁寧で素敵でこの作品に惹かれました！楽しく読ませてもらってます！ (3月31日 1時) (レス) @page19 id: 67c39a707a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森谷きのこ | 作成日時：2024年2月26日 10時
