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貴方side
「ハァァァどうすればいいんだよぅ…」
どうも皆様。Aです。
俺は地面にしゃがみ込んで頭を抱えていた。
「こんなんになるんなら助けなければ良かった…。マジでこいつどうしよう…。てか夜怖いし…」
今だにすやすやと寝てる青年
あれから30分、俺は全く起きない青年を前に家に帰れずにいた。
ほっぺをペチペチ叩いても起きないし声を掛けても起きない。
「家に帰ろうにもこいつおいてけないし…
見ず知らずの人を家にあげるのもなぁ…」
「……あ〜、君こん((イヤァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」
「いや煩いわ！！！！！」
「…へ？人？」
俺に声を掛けたのは夜の住人でも金髪の青年でもなく、いきなり目の前に現れた黒髪眼鏡の青年だった。
「…て、もしかして後ろにいるのグルさん？」
「えっ！？もしかしてお知り合い！？」
俺は金髪の青年と黒髪眼鏡の青年の顔を交互に見る。
いやすげぇタイプ違うやん本当に知り合い？
「…間違いないグルさんや。」
黒髪眼鏡の青年は俺をスルーして金髪の青年に駆け寄る。
えっ無視？泣くよ？俺泣いちゃうよ？
俺が黒髪眼鏡の青年をじぃっっと見てると此方に振り返った。
そして怖い顔をしながら此方に寄ってくる。
え？何何怖いんだけど！！俺なんかした？？
青年がどんどん此方に来るもんだから俺はジリジリと後ずさる。
「えっちょっとねぇ何で怒ってるの！？」
「……」
「いや無視すんなよ！！！無言怖いって！！」
トン、と嫌な音がした。
後ろは家の塀だった。
あっオワタ
やべぇと思ってると思い切り青年に胸倉を掴まれる。
「ｳﾜｧｧｧｧ待ってマジで怖い怖い！！！俺お前に何かした！？」
「何かした？ちゃうわ！君グルさんに何したんや！！」
「ﾋｴｴｴｴｴ何もしてないですｩｩいやしたっちゃしたけど！！！」
青年より身長の低い俺は完全に見下される状態だ。
やべぇちびったかも
続く (更新停止中)
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作者名：白 | 作成日時：2019年12月23日 12時
