安室さん。降谷零さんを捜してください！

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伊達さ…航君との出会いで私達の距離は秒で縮まった。
はg研二君やじ、ん平君は今まででも割と距離が近かったが更に縮まった気がする。


「今から昼飯何だけど伊達も来る？ついでにさっきは松田のラーメンとAちゃんのパスタでもめてたんだよ」

「松田…」

「んだよその顔‼」

『松田さんの大人気なさを顔で表現してくれてるんじゃない？』

「んなこと言う口はコレか？あぁ？」

『いひゃいよまふははん』


軽めに私の頬を摘み伸ばす。そんなやり取りを見ながら伊達さんが一言。


「なんか他人行儀だな…妹なんだろ？」

『「は？」』

「ん？」

「ん？あぁ、違う。妹みたいなもんなんだろ？」

「あぁ…確かにそんな説明の仕方したかも」

「お前か萩原」

『いつから私は妹に…』


どうやら私の話をする時に萩原さんが伊達さんに妹みたいなっていう感じで説明をしたらしい。


「ちょっとA。俺らの事呼んでみろ」

『え…あ、はい。松田さん。萩原さん。伊達さん』

「遠いな」

『そんな事言われましても…』


会って3ヶ月の人…伊達さんに至っては数分の人に急に馴れ馴れしくは無理だと思う。
3人とも年も上だし。


「今から名前で呼んで行こう」

『何でですか』

「敬語もなしだな」

『敬語は伊達さんだけですよ』

「航だ‼」

『航…さん』

「遠いな」

『えぇ…航…くん』

「…まぁいいか」


基準は何なのか知りたい。


「じゃぁ次は俺‼」

『研二君』

「あっさり‼」

『まぁ別に抵抗がある訳じゃないし…なれないけど』

「そっかそっかじゃぁ次は松田の事を呼ぼう‼」

『松田』

「もっかいつねるぞ」

『陣平君』


呼び方変えただけなのに…もっと私の周りに色が溢れていく。


「やっぱ家族なら苗字呼びより名前が1番だな」

『家族って…あぁ…妹的存在だった』

「松田と萩原の妹なら俺の妹だ‼」

『ガキ大将…？』

「そうゆう感じで言った訳じゃないんだが…つまり俺の事は兄貴とでも思ってどーんって甘えてこい！」

『‼…はは、頼もしいな。研二君達みたいにヒョロくないし』

「ヒョロっ⁉そんな風に思われてたの⁉」

「確かにこいつらはヒョロイけどな。ヒョロくても強い奴はいるぞ。人は見かけで判断できねーよ」

「あぁ…ゴリ谷な」

「ゴリ谷って…松田ナイスネーミング‼」

「本人に知られたらお前ら入院するんじゃないか？」


兄貴か…少し照れ臭いけど…嬉しい…かも。
ゴリ谷さんが気になるけど

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