安室さん。降谷零さんを捜してください！

１９ コナンside ページ21

今日は彼女、Aさんが安室さんと約束していた水曜日。俺は下校時間になると後ろから聞こえる元太達の声に適当に返事をし急いで学校を出た。

今からだったら14時より少し早めに着ける‼

Aさんと会って約1週間。彼女はますます俺の中で警戒対象になっていた。
まず初めて会った時の工藤新一の名前が出た時に少し警戒したのがきっかけだった。コレだけなら俺の気にし過ぎでよかった。だが、いつもの癖で盗聴器を仕掛けてしまい多少の疑いもあった為に少し聴いてみたら彼女の口からは組織の人間のコードネームの数々。
服に擦れてノイズが多く綺麗に聞き取れたわけではないが疑わずには入れなかった。その後もイヤホンに耳を傾けていると。


《疲れた…うわっ‼あ〜…こぼしちゃった…服もびしょ濡れ…洗濯しないと…》


帰宅早々何か飲み物をこぼしたらしい彼女は俺が盗聴器を仕掛けた上着も濡らしたらしくそのまま洗濯されてしまった。
せっかく組織の情報が手に入るかもしれないのに‼(※手に入りません)
…もしかして飲み物をこぼしたのも故意？(※偶然?です)

明日は金曜、店はやってる…明日も行くか。


こうして俺は彼女の店に行っては彼女に盗聴器を仕掛けたが、毎回水没させられたり上から物を落とされて壊される。
間違いない彼女は盗聴器に気がついている。(※気づいてません)
だが、気づいててどうして何もしてこない？(※気づいてないからです)

ダメだ。考えてもわからない…。(※無意味です)


『コナン君？』

「っ‼あ、Aさん‼こんにちは‼」

『こんにちは‼今日は1人？』

「うん‼ポアロに行こうと思って」

『そうなの？私も今から行くから一緒に行こうか！』

「うん‼」


俺がしている事に気づいている割に何故か俺がいると嬉しそうにする彼女は今だって何を考えてるかわからない。(※気づいてません。A的未来のホームズに懐かれていると思って心が躍っています)


〔今日はお店休みだからコナン君に会えると思ってなかったな〜。顔に出てないよね？ニヤニヤしてたらまた警戒されちゃうかもしれないから気をつけないと‼〕(※初対面から警戒Maxです)

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