安室さん。降谷零さんを捜してください！

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いつも使っていた牛乳が売り切れてた為、少し遠くのスーパーへ買い出しに来た。
今日は液体多いのに…。

近所のスーパーより広い店内を歩く。
目的の場所はお酒コーナー。お菓子に使っている洋酒がなくなってきた。
こんなにいっぺんに買い出さなくていい様に小まめに買っておこうって思って毎回まとめて買ってる…。いい加減学習したい。
今回は牛乳まである…ちなみに牛乳は直ぐに見つかりカゴの中だ。
他の材料もカゴの中だから


『後は…ラムとキュラソー…あ、あったあった』


ラム最悪なくてもまだ残りが少しあったから大丈夫だけどキュラソーはスッカラカンなので今日買わなかったら明日の菓子棚の一部が消える。

これだけ種類のお酒があれば少し飲みたくなる。どうせついでだしと何か探していたらベルモットがあった。


『あ…久しぶりにベルモット飲みたいな…』


本当にここは種類が豊富で１つのお酒でも最低3種はある。
飲んだ事無いお酒でも試してみようかと他の棚も見てみるとふと目にとまったバーボン。


『バーボンって確か昴さんが気に入ってるって言ってたっけ？』


棚に並ぶバーボンは5種類くらいある。


『今度教えてあげよっかな、バーボンの』

「Aさん？」

『と、透さん⁉あ…っと…久しぶりですね？』


種類が沢山あったって言おうとしたら背後から声をかけられた。あれ？デジャビュ？
この人背後から声かけすぎるじゃない？


「確かに実際に会うのは久しぶりですね。ところで何か隠しました？」


目ざとい‼ 昴さんの事考えてたから咄嗟に手に持ってたバーボンを棚に戻し隠してしまった。
私の中で透さんと昴さんは混ぜるな危険って方程式ができてしまってるから仕方ない。


『気のせいですよ‼ そ、それより今度の水曜日何ですけど‼』

「都合悪くなりましたか？」

『いえ‼日は大丈夫ですが午前中に用事が出来てしまってお昼過ぎでもいいですか？』

「構いませんよ。なら14時頃にしましょうか」

『助かります‼じゃぁ14時にポアロでお願いします』


用事が出来たのは本当だから大丈夫。今日メールで伝える手間が省けた。
そして思い切り話を逸らしたのに深く突っ込まない透さん、ありがとうございます。

貴方の前で昴さんの事を口にしたくないんです。周りの温度が下がるし何故か怒られるから。

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