願いが1つ、叶うなら【名前変換オリジナル】

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いよいよ、文化祭当日


私にとって…今日という日は特別な日になる。









「…綺麗」




私は今日のためにある花を育てていた。
マーガレット

先生に…似合うと思ったから








颯「麻世、今日も早いな」


「颯…おはよう」







学校が始まるまでまだ時間はある。
颯はこの時間にいる時が多いんだけど




「颯、朝練とか？」


颯「いや、うちは朝練禁止だから」






朝練がダメなら何か他に用事があるのだろうか





「…颯、朝早いなーって思って」



颯「うん」









颯「麻世が…いるから」








…え？









颯はベンチにいる私の隣に座った。





「ありがとう颯、でも大丈夫だよ私…」






颯「麻世はほんとに鈍感だな、人の感情読み取るのは得意なのに…俺の感情は読み取ってくんないの？」






「…颯、わかんないよ」







もしかしてこれが…七瀬さんの言っていたこと？









「…」


颯「麻世は好きな人いるんだろ」






図星だ。颯はきっと気づいているのだろう
前も皆川先生の事好きなの？って聞いてきたし







「うん、いる」






颯「…そっか」






颯のその顔を見て、分かってしまった。
颯の私に対する気持ちが…友達じゃないことを
ずっと一緒にいたのに、私は分からなかった。

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