潰してほしいんだ？

51 ページ5

時は進んでお昼過ぎ。


私の家に大集合するみんな。


そう、何を隠そう今から始まるのは


麻鈴の自滅&大炎上記念パーティー！！！


性格悪いって言われちゃったよ。


でもね！


普通嫌いな奴がこんなキラッキラなオーラはなってる王子に嫌われたら喜ぶっしょ？


だよね？？？


だよね？？？


うん。だからね、みんなでお菓子とか持ち寄ってぱーりーないっつ！


なんだよ！！！


ではでは！


「「「「か〜んぱーいっ！」」」」


はいはい、ではではお菓子ぱーりーだっ！


「うぇーい！！！！あっひゃっひゃっひゃ！」


テンションおかしいなおい。


「なにこれめっちゃ可愛い！」


私が手にしたのは猫耳のついたカップケーキ。


立体でチョーかわいいの♡♡♡


でも食べるのもったいなさすぎる・・・。


何とか保存する方法を考えつつハッとする。


「写真写真！みんな！写真！」


「え？なんで？」


「麻鈴潰れただけなのにねw」


「大げさw」


「そこが沙羅のいいとこだけどね〜。」


みんなひどい！


っていうか記念写真じゃないし！


「違う！写真！これ、めっちゃ可愛いよ！Twitterにアップしないと！」


「ああ、そういうことか〜。」


そうだよ！


記念写真はあと！


「結局とるんだw」


そうだよ！


くろちゃんはツッコミうまいね。


あ・・・これツッコミっていうかな？


「それはそうと、なんで沙羅はわしらがTwitterしよるの知っとるん？」


「うえっ！？」


やべっ・・・！


そういやこいつら私とうらたんが幼馴染なのも知らなかったじゃん！


やっちゃった・・・。


予想通り、うらたんは「なにやってんだよ」という目で私を見ていた。


こっわ・・・。


いや、冗談ではなく。


なんかこう、迫力が麻鈴とはケタ違い。


あきれているようにも見えるけどね。



「あ・・・確かに。」


「教えた覚えはありませんけど・・・。」


私も教えてもらった覚えはありませんけど・・・。←

52→←50

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す