潰してほしいんだ？

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一ノ瀬にさっきの事を伝え、協力を頼む。






きっと協力してくれるだろうと思いながら。






だけど、一ノ瀬の言葉は、私の予想とは全く違ったんだ。






「ごめんね、俺は協力出来ない。他の人に頼んでくれる？」






いつもと違う態度。ほんの少しトゲの入った言葉。






「は・・・？」






「だから、協力出来ない。ごめんね、他の人に頼んでくれる？」







一ノ瀬は同じ言葉を繰り返した。







「なんっ、で・・・出来ないんですか！？私、先輩なら、きっと・・・。」






フリーズしてしまった頭を働かせ、言葉を絞り出す。







だけど。







私の必死の願いもむなしく、先輩は『出来ない』の一点張り。






「ごめんね、沙羅ちゃん。俺は協力出来ない。他のやつのところにいってくれるかな？」







終いには、追い払われてしまった。

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