実戦試験 ページ7
その後、《石板砕き》《紙破り》《創成魔法》と試験が続き、そして最後の試験は、
受験者同士での実戦である。
どれだけ凄い魔法が使えても敵を倒せなければ魔法騎士としては意味がない。
作戦勝ちでも、力押しで勝ってもよし兎に角
相手を倒すことが出来ればいいのだ。
他の受験者達は次々に相手を見つけて
勝負していく中、レルナはまだ、
相手を見つけられずにいた。
どうやら、受験者はレルナを避けてるようだ。
それもその筈これに負ければ試験に
大きく響くだろう。
わざわざ、強そうなものと戦って負ければ試験に落ちる可能性が上がるのだから。
と、
「君、相手が見付からないみたいだね」
人混みを分けてレルナの前に現れたのは、
ニタニタと笑っている
金茶髪のいかにも御坊っちゃま風の男だった。
「僕が相手になってあげよう」
「はぁ、ありがとうございます」
「化け物を退治するのは勇者の仕事だからね」
「･･･そう･･ですか････(｀Δ´)」
すると、
「オラオラァ！」
という叫び声が聞こえた。
見てみると、マグナが相手の受験者に向かって炎魔球を投げていた。
そして、それが見事に相手に当たり、
炎を拘束魔法に変えて相手の受験者を縛り付けマグナが勝った。
そして、次に出てきたのがラックだった。
―この試合、
気を付けなければなりませね････
レルナは苦笑いでそんなことを考えた。
「あの、対戦相手さん、
次の試合に出ましょう」
レルナは相手になる受験者の男に
向かって言った。
「そうだね、怪物退治はできるだけ
早く終わらせた方がいい。それから、
僕はフガンだ名前で呼ぶ許可をあげよう」
―そんな許可要らないです
レルナにとってはこれは口実でしかない。
レルナはラックが相手を必要以上にいたぶるのを止めようと考えていた。
その為には、できるだけフィールドに近い方がいいが自分の対戦相手を見失うわけにはいかないので一緒に行こうという考えだった。
対戦相手とフィールドの近くにいき、
ラックの動きを見張る。
暫くしてラックの対戦相手が倒れそうになったがラックはそれに追い討ちをかける。
そして、ラックが勝ったがラックはまだ
対戦相手を攻撃しようとする。
レルナはそこへ駆け出して戦いを
止めようとするが、
「おい、君は何をするつもりだい？」
自分の対戦相手に腕を掴まれ止められる。
全く試合を見ていなかった自分の対戦相手に
苛つきながらラックを見るとラックは対戦相手を雷を纏った足で蹴っていた。
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リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2019年10月5日 8時) (
レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月1日 8時) (レス) id: 415b1456c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2018年7月1日 1時
