ネタ集。op.2

【REBORN】彼女と彼は、裏の道を歩む。 ページ32

クローム髑髏は怖いと言った。雲雀恭弥は努力する人だと言った。
沢田綱吉が、言った。




「沢田綱吉……どうしてクロームが怖いのですか？」



骸が疑問に思って聞いてきた。
確かにクロームは、出会った当初から大人びた印象をもっていたが。



「分からない。けど、何か恐ろしいものがクロームの中にはある」
「ツナが言うなら間違いねーな」



綱吉の言葉を、リボーンが肯定する。
獄寺達も頷くと、その通りだよと聞き覚えのある声がした。




「怖くないのに、怖い。天性の殺し屋の才能を感じ取ったからだ」



雲雀恭弥。雲の守護者にして、最強と恐れられる風紀委員長。
だがこの人は、時に不可解な言動をする時がある。



「どーゆー事だ」
「ワォ、怖い……と言いたいけど、赤ん坊は何を持ってるの？」



リボーンが銃を向けようとするも、その手に握られているのはオモチャのエアガン。
対して雲雀の手には本物の銃が握られていた。



鮮やかな手口。全く気がつかなかった。
リボーンが少し顔を歪めると、骸が雲雀に質問する。


「雲雀恭弥……君はクロームの事を知っているのですか？」



その言葉を聞いてニヤリと笑う雲雀は、雲雀であって雲雀ではなかった。




「勿論、知っているよ。前世からの仲だ。ただ、彼は男のはずだったんだけどね」


とんでもない爆弾を落としてくれたようだ。

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