ネタ集。op.2

【REBORN】堕天使と大天使 ページ26

昔、天界にはルシファーと呼ばれた大天使がいた。
しかしルシファーは堕落して、堕天使となる。


その後にはミカエルが大天使の座に就き、天界には平和がもたらされた様に思えた。




ミカエルが失踪するまでは。






.







その日、並中は不穏な空気に包まれていた。
誰も校庭に入れない。


強い結界が張り巡らされているのだ。



「クッソ、雲雀！ 俺たちを入れやがれ！」



獄寺が、この元凶となった少年の名前を呼ぶ。
少年とは雲雀恭弥の事だ。



1人の少女に酷い事をしたと思ったら、並中に1人で閉じこもる。
生徒達も教師達も、雲雀の事は許せなかった。




少女は、天使なのだ。自ら明かしてくれた。
雲雀に取り付く悪魔を祓うために来たと。




「雲雀さん、どうしてこんな事をするの！ 困っている人が分からないの！？」



「……そういう僕の方が、今とても困っているよ」



何とか結界内に入れた少女が、雲雀に叫ぶ。
雲雀と言うと、心底嫌そうな顔をしていた。




「まさか邪魔な"天使共"が来るなんてね」




雲雀が少女に手をかざす。
少女を消して、この事件をなかった事にするつもりだ。



その時。




「っ！？」
「十代目！？」
「ダメツナ！？」



綱吉が、雲雀に抱きついた。

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