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30話 ページ30

Aがラウの正体に気づいたのは、夢の中だった。




そこはかつての霧から聞いた、精神世界。


其処には、ラウが居た。

ラウは橙の瞳でAをじっと見つめていた。




「……ラウ、君は一体誰?」




思わず、そう聞いてしまった。


ラウの真剣な目は、どこか見覚えがあった。




ラウの姿が、見知った姿へと変わる。





「久し振りだな、アラウディよ」


「……君か、ジョット」





意外と近くにいたものだ。


少し溜息をつきながら、Aはジョットを見た。

あの頃と全く変わっていない。



「まさかお前に拾われるとは思わなかったぞ」


「僕も君を拾うとは思っていなかったよ」





Aは少し呆れながらジョットを見た。


柔らかい笑みを浮かべるジョット。

それはただの強がりだと、知っているのはAだけ。




「で、君は何で猫なんかになっているの?」




Aはそう問うた。

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怜弥(プロフ) - 無月さん» ありがとうございます。今日帰って来たら続編作ります。 (2016年3月16日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
無月(プロフ) - 怜弥さん» わぉ…転性者が2人も……しかも、かなりきにはなる所で続編とか……流石、怜弥さん。話に引き付けるのがうまい!!そして、速く続きが読みたい!!(( (2016年3月15日 23時) (レス) id: 889eb89464 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - misaki☆さん» いや、記憶力は私も悪いです。シリーズ作になると初めの方全く覚えてないですからwww (2016年3月15日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
misaki☆ - そうだったんですか!?わざわざありがとうございます!!記憶力悪くてそういうのよく忘れちゃうんです    (2016年3月15日 6時) (レス) id: b7eafabc74 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - misaki☆さん» あ、コメント欄を久しぶりに見返してみましたが、2回目のようですよ(*^^*) (2016年3月13日 17時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2016年2月27日 13時

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