27話 ページ27
「……随分と遅い球だよね」
「いや、あれ普通に速いですけど」
球技大会当日。
進藤の投げるボールの速度を見て、Aはそう漏らした。
そもそもの話、これくらい見切れないとマフィアなどやっていられない。
「それで、既にラスボス登場か。恐ろしい話だよ」
アイスブルーの目が見つめる先は、理事長の姿。
視力が良いからか、向こう側のベンチで起きたことを見てしまった。
末恐ろしい人物だと思う。
「怪物対怪物ねぇ……」
「にゃー」
ラウを撫でながら、Aはそう呟く。
流石にこれでは、バントしか無い事がばれてしまうからだ。
だからと言って、唯の一般人が中学生兼暗殺者に手を出せるとは思っていない。
今現在で、勝負は五分だと予想する。
圧倒的に不利な時、教師はそれを脱する方法を教える。
それが教育だと、Aは思っていた。
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怜弥(プロフ) - 無月さん» ありがとうございます。今日帰って来たら続編作ります。 (2016年3月16日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
無月(プロフ) - 怜弥さん» わぉ…転性者が2人も……しかも、かなりきにはなる所で続編とか……流石、怜弥さん。話に引き付けるのがうまい!!そして、速く続きが読みたい!!(( (2016年3月15日 23時) (レス) id: 889eb89464 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - misaki☆さん» いや、記憶力は私も悪いです。シリーズ作になると初めの方全く覚えてないですからwww (2016年3月15日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
misaki☆ - そうだったんですか!?わざわざありがとうございます!!記憶力悪くてそういうのよく忘れちゃうんです (2016年3月15日 6時) (レス) id: b7eafabc74 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - misaki☆さん» あ、コメント欄を久しぶりに見返してみましたが、2回目のようですよ(*^^*) (2016年3月13日 17時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2016年2月27日 13時