25話 ページ25
席……と言っても、そこに机はない。
だがイトナの真横からAはそう告げた。
誰にも、見えなかった。
「い、今の何…?」
生徒が呟く。
恐ろしかった。
気付いたら横にいるAが。
「僕は君に興味が無い。君の言葉で言うのなら、君は弱いから僕は手を出さない」
それはイトナを怒らせるものだった。
だが、それすらも満足にできない状況にある。
「この殺気は……」
Aは殺気を放っていた。
とても濃厚で、逆らえる気力さえも奪ってしまうような。
それを間近で受ける生徒は、顔色が悪かった。
「君がする暗殺……同じ家業を現在やっている者として、楽しみにしているよ」
一言そう告げると、後ろの扉からAは出て行った。
しばらく静まった教室から、イトナも出て行く。
新たに分かった、Aの事実。
それが意外なものすぎて、何も反応する事ができなかった。
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怜弥(プロフ) - 無月さん» ありがとうございます。今日帰って来たら続編作ります。 (2016年3月16日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
無月(プロフ) - 怜弥さん» わぉ…転性者が2人も……しかも、かなりきにはなる所で続編とか……流石、怜弥さん。話に引き付けるのがうまい!!そして、速く続きが読みたい!!(( (2016年3月15日 23時) (レス) id: 889eb89464 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - misaki☆さん» いや、記憶力は私も悪いです。シリーズ作になると初めの方全く覚えてないですからwww (2016年3月15日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
misaki☆ - そうだったんですか!?わざわざありがとうございます!!記憶力悪くてそういうのよく忘れちゃうんです (2016年3月15日 6時) (レス) id: b7eafabc74 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - misaki☆さん» あ、コメント欄を久しぶりに見返してみましたが、2回目のようですよ(*^^*) (2016年3月13日 17時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2016年2月27日 13時