ふぉー ページ6
『ｳﾋｯ 何を怖がっているんだｧい。家へおいで。美味しいものがたくさんあるよ』
それを聞いて二人の心は揺らぎました。今まで食べ物を満足に食べたことなんて無かったのです。
『え、で、でも………』
グレーテルは直感的にこのおばばは危ない、と感じていたのです。
が。
『はい!!行きます!!』
やっぱりヘンゼルは単純馬鹿でした。
『ちょ、ちょっと大丈夫なの?! この人ヤバそうじゃない?』
『だーいじょうぶだって！それにグレーテルも美味しい食べ物いっぱい食べたいだろう?』
『うっ…』と、言葉に詰まるグレーテルを無理矢理お菓子の家にヘンゼルは連れていきました。
『ｳﾋｯ…』
おばばが意地悪く口角を上げたことも知らず____。
中には入ると既にテーブルの上には沢山の料理が並んでいました。
『うっわあぁ!!!!!!うまそーーー』
ヘンゼルはもう椅子に座っています。
(このおばば……私達が家に入ることがわかってたのかしら……)
もしかしたら、本当に魔女なのかもしれません。
でもグレーテルもお腹が空いてたまらなかったのですぐに椅子に座りました。
二人がいくら食べてもすぐに料理は追加されます。
こんなに沢山の料理を食べたことも、二人にはありませんでした。
そして、お腹がいっぱいになった二人は大きなベッドで寝てしまいました。
この後 起こる悲劇も知らず、まるで死んでいるかのように、安らかに、安らかに____。
ラッキーなお話
桃太郎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花 - おもしろいです (9月15日 19時) (
レス) id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン - 面白かったです、今度良ければ『赤頭巾』を書いてもらえれば嬉しいのですが、良いでしょうか？ (2019年7月29日 21時) (レス) id: 78fc6257cf (このIDを非表示/違反報告)
篠崎 詩華(プロフ) - 桜音@さん» 本当ですか？！ 嬉しい限りです(*´∀｀*) コメントありがとうございました！ (2016年6月5日 23時) (レス) id: 2a5b546ec4 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - とっても面白かったです！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2016年6月5日 14時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桃月 緋莉(プロフ) - 夜@ghostさん» 初めまして！ わぁ、ありがとうございます！ 演劇の台本ですか? 学校の部活動か何かでしょうか?? あ、是非こんな作品でよければ使ってくださいm(_ _)m (2015年12月4日 21時) (レス) id: 72e259c24b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：篠崎 詩華 | 作成日時：2015年9月16日 18時
