ひとつ屋根の下にいるあいつ【角名 倫太郎】

おかえり ページ8

「おかえり」


『はっ？』

バタン＿＿ガチャ


「おかえり」


『はぁぁぁ？！』


バタン＿＿ガチャ


「いや、だからおかえり。何回ドア開けてもいるから」



「りんちゃん！今日のお夕飯何にしようか？ほんとこんなに大きくなって！おばさん張り切っちゃう！」



『ちょっちょっと！！おばさん！！どどどどう言うことよ！！これ1組の角名君だけど！』



「りんちゃんよ？」



「あ、福山さん俺、倫太郎なんです」



『知ってるわ！！倫太郎……りんちゃん！？角名君が！？いや、男じゃん！』




「お母さん女の子なんて一言も言ってないも〜ん！昔、お風呂にも一緒に入ってたのに忘れちゃうなんて嫌ね〜A」



『そんなの覚えてるか！男とも言ってないじゃん！年頃の娘がいるのに何考えてんのよ！』



「Aこそ何考えてるの〜いやらしい〜
別に部屋も別だし、二人とも部活忙しいだからそんな暇ないわよ〜？ね〜りんちゃん？」



「そうですね〜俺はそんなこと考えてもいませんでしたけど〜まぁ、俺も小さい頃の記憶はないです」




『はぁぁぁ！？』



＿＿＿ズドドドド


「おい！りんちゃん来たか！？
あぁぁ！！りんちゃん！稲荷崎の角名倫太郎が毎日見れるなんて！りんちゃんちょっとこう飛んでみてくれよ！！」


「今日からよろしくお願いします」



『お父さん…？目キラキラしてるけど…』



「お父さんもずっと楽しみにしてたのよ〜高校バレー大好きだもんね〜！
だってAに言うと騒がしいんだもん！
ほらほら、りんちゃんを部屋に案内してあげてよ」



なにこの親……親？

平和主義→←愛知のりんちゃん

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