ひとつ屋根の下にいるあいつ【角名 倫太郎】

愛知のりんちゃん ページ7

「なぁ、2組の福山！あいつ性格きついけどめっちゃ良い体してるよな！」



「あぁ、あいつ性格はきついけど顔はかわいいしなユニフォーム着てると目いくよな〜」

前の席の男子が話す会話につい耳を立ててしまった



どんだけ性格きついんだよ…(笑)



いよいよ明日だな…福山家…

＿＿


『お母さん、りんちゃんて言う子結構うちの学校いるんだけどさ、名字なに？学年は？
りんって言う子はもちろん、りんかとか、あっ！かりんちゃんて子もいるけど、一緒に住むなら挨拶したかったのにさー』



「あぁぁ…りんちゃんね〜な〜んだったかな〜あぁぁ！！りんちゃんの部屋片付けるの手伝ってよ！もう明日だわ来るの！」



『はぁ？預かるのにそんなことも知らないの？大丈夫？』



「大丈夫、大丈夫〜…あんたも小さい頃はよく遊んだのにほんとに覚えてないの？」



『愛知の記憶なんてほぼないよ！4、5歳くらいでしょ？むこうも覚えてないんじゃない？』



母の親友の子供のりんちゃんという子が我が家で同居すると言う話



それを聞かされたのは3日前…



なんと同じ高校らしいのだが…



母はなにかとその話題を出すとはぐらかした



父はその話題がでると嬉しそうにニコニコしている



『仲良くできるといいな〜』

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