ひとつ屋根の下にいるあいつ【角名 倫太郎】

追いかけない ページ48

「うわーめっちゃ無視されたわ(笑)」

中庭から手を振ったのに思いっきり無視された俺



侑「お前が沖縄でチューなんかするからやろ」



「見んなよ」



侑「仕方ないやろ！！結構見てたやつおるで！！」



治「は？角名、Aの事好きなん？」




「あ？お前には関係ないだろ」




治「なんでそんな冷たいんや！俺なんかした！？」




侑「なんもしとらんくてもムカつくんやてサム」




治「意味がわからへん！！ひどい！」


＿＿＿

華「じゃあね！私は結と帰るね〜」


『うん！おつかれ〜。あ、そうだ借りてたDVD返さなきゃ』


部活帰り、華に挨拶をして別れた

＿＿＿



侑「角名ー！みんなでどっか寄るけど行くかー？銀はデートやって」

銀と華ちゃんが目の前を通った



「なあ！Aまだ部室？」



華「あ！角名君！Aならついさっき帰った。DVD返すとか言ってたで」


「そっか」




走れば多分Aに追いつくだろう



でも、あいつは気まずいんだろうな…



＿＿＿


侑「うわっ！めっちゃ雨降ってるやん！最悪！俺傘持っとらん！」

店を出ると大粒の雨が降っていた



「あ、俺折りたたみ傘あるから。じゃぁ、おつかれ」



侑「はっ！？ちょっとは俺らのことも気にせい！」

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