ひとつ屋根の下にいるあいつ【角名 倫太郎】

ええ雰囲気 ページ36

「Aよ〜食べるな〜」



「いや、治くんには負けるよ〜」

これは中々、ええ雰囲気ってやつなのでは



私と治君はモール内のフードコートで沖縄の名産品を食べまくっていた



「おーい！サム！沖縄来ても相変わらずやな。班の奴らと一緒にまわれ言われたやろ」



「おー、ツムの班もここやったんやな。んなこと言われても銀たちおらんくなったんやもん。Aもいろいろ食いたいて言うてくれたし。お前らも二人やん」



『あっ倫太郎どうしたの？そんなこわいかおして？お腹すいた？』



「はっ？べつに」



『いや、顔怖いよ。これあげるよ。食べたら？』



「なにこれ」



『芋タルト』



「このクソ暑いのに俺の水分奪いたいのかよ」



『じゃぁ返してよ』



「やだ」



＿＿＿


『ありがとう〜華！おかげでたくさん治くんと話せた！』



「よかったな〜その勢いで告白やな！」



『えっ／／／』



「あんた、治くんがこの修学旅行で何人の女から告白されると思っとるん？」


＿＿＿

福山A倫太郎、ちょっと話したいから外でて



角名倫太郎もう消灯時間だから抜け出したらAもやばいぞ?明日じゃダメか?


福山A真面目か。とにかく外に出てよ!



「あいつ……まさか…」

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