決意表明 ページ49
「A、俺もう我慢できない…」
『えっ？ちょっと…んっ／／こ…光太郎君、せめて部屋に…』
玄関で立ったままキスをされマフラーとコートを脱がされた
「だって我慢できねーもん！俺のサンタ！」
そう言うとサンタの制服の状態でひょいっと持ち上げられ靴箱の上に私は置かれた
『ちょ…あっ…ダメ』
左手で胸を荒々しく掴まれて、スカートの中の右手が優しくそこに触れた
「なら、やめるか？」
『／／／やめないで…でも…ここ寒い…』
「ぬおっ！！すまん！ベッドベッド〜！よいしょ！」
抱っこされて私の部屋のベッドにおろされた
「誕生日おめでとうA」
『ありがとう あっ…』
＿＿＿
「えっ？」
『え？』
ケーキを食べ終わり、お互いのプレゼントを開けあった
「キーケース！俺もキーケス！！」
『私、2つももらっちゃって悪いな。光太郎君、鍵たくさんあるから良いかなと思って』
「ありがとな！俺はな！ここに一緒に住んだ時の鍵をかけて欲しいからこれにした！」
『えっ…嬉しい…』
「いつかここに鍵が付けれるように俺頑張る！！って！泣くなよ〜！さ！一緒に風呂入ろう！」
『えぇ！？』
3月＿＿
私達は梟谷高校を卒業した
お互いに都内の別々の大学への進学が決まっていた
『光太郎君、どうしたの？黙っちゃって。クラス会行くでしょ？』
「うん」
卒業式の帰り、光太郎君に話しかけても反応が薄い
そういえば最近ボーっとしてるな…
「A、こっち来て」
手を引かれ河原の階段を降りた
『わっ！もう桜咲き始めてるね！…光太郎君どうしたの？最近変だよ？』
「A、俺の彼女をやめて欲しい」
光太郎君はわたしの目を真っ直ぐ見た
『えっ…なんで…そんな…』
だから最近様子おかしかったの…
「俺と結婚してください！！」
混乱している私の前で深々と頭を下げられるとなぜかベンチの下にあったバレーボールを差し出された
『これは…？』
「俺、プロになる。Aと一生一緒にいたいんだ。だから彼女はやめて俺の婚約者になって欲しい！！このボールはその…指輪はまだ買えねーから、俺の決意表明！」
『わたし振られるのかと…』
「そんなわけないだろ！！」
『よろしくお願いします』
私は差し出されたバレーボールを受け取った
光太郎君は私に大好きな笑顔を向け
風が吹いて桜が舞い散り、ピンク色の花びらのシャワーは私達を祝福してくれているようだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご飴(プロフ) - dさん» つたない文章なのにありがとうございます！他の小説の更新もはじめました。良かったらよろしくお願いします！ (2022年1月28日 23時) (
レス) id: 067e9d422e (このIDを非表示/違反報告)
d - ほんとに素晴らしいです！泣きました普通に。また、読みに来ます。 (2022年1月28日 19時) (レス) @page50 id: 4ef0c1779f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あいかさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！頑張れます〜(*´∇｀*) (2021年4月11日 15時) (レス) id: 5521fed093 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 星10個じゃ足りません。最高に好きです！ (2021年4月11日 8時) (レス) id: 8633d89102 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 結衣さん» またまたコメントありがとうございます(*^^*)かっこいい木兎さん良いですよね〜！彼氏だと大変そうだけど（笑） (2021年4月10日 7時) (レス) id: 5521fed093 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら | 作成日時：2021年4月7日 23時
