身代わりの彼女【木兎 光太郎】

急用 ページ49

＿＿光太郎君…遅いな…え？もう１時間近く経ってるし…さすがにメールしてみよう



Aおつかれさま!まだかかりそうかな??
応援団の打ち合わせ長引いてるのかな


ピコン
木兎光太郎ごめん、急用できて今日行けなくなった。



えっ……
なんで…光太郎君もあんなに楽しみにしてたのに…


A分かった。ご飯もいらないのかな?


木兎光太郎うん、いらない




『なにそれーー』

涙を溜めて家に帰った



着替えもせずにソファでぼーっとしてたけど



お腹空いた…買い物してないからなにもない
買いに行くか…バッグを持ってコンビニに向かった。



店員「いらっしゃいませー」



「あっ！これ俺飲みたかったやつ！」



結「これおいしいよー！私もこれにしよー」



聞いたことある二人の声



『嘘……』



なんで


行けなくなったって言ったよね？急用だって…


そういうこと…？とりあえずこの場から離れたくて後ろを振り返った



ドン！！！
思いっきりぶつかった



『す…すみません…よく見てなかったです！えっ…金田君？！』




「有栖？＿＿おい！待て！」



＿＿パシッ
「おい！有栖どうしたんだよ！！」



『いや、なんでもないっっ大丈夫』



「大丈夫じゃないだろ！！泣いてんじゃねーか！！」



『うっ…ちょっとびっくりしたことがあって』



「木兎だろ…俺も見たコンビニで。俺もびっくりしたわ…有栖がいるのにイチャつきやがって！あれ完全にデートだろ」

言われちゃうと思い出してダメだった



「だから！俺にすれば良い！！前みたいに俺のこと好きでいてくれよ！！」

金田君にそのまま腕を引っ張られ、彼の胸の中に収まった

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