身代わりの彼女【木兎 光太郎】

寂しくねーのか？ ページ36

「うおっ！めっちゃ腹鳴った！！」



『いや、私も鳴った(笑)お腹すいたね。私今日はめんどくさいからコンビニでなんか買おうかな〜』




「買うって…A、今日は親いねーのか？」




『いつもいないよ？私、一人暮らしだから。あっ、言ってなかったね』




「えっ！聞いてないぞ！！ずっとか？！」



『うち母と二人暮らしだったんだけど、再婚して県外にいるの。私は転校したくなかったからそのままこっちにいるんだ。えっと高1から』



「それ…寂しくねーのか？」



『えっ…寂しい？』

一人暮らしっていうと大抵は羨ましいとか…大変そうだねって言われることが多かった



寂しい…か…



『…たしかに、最初は寂しかったけど今は大丈夫！ただご飯がめんどくさいけどね(笑)
なるべく自炊するけど疲れてる日は手抜いちゃう』



「あ！ならどっか食いに行こうぜ！」



『木兎君、お家にご飯あるでしょ？大丈夫？』



「あ、俺な！夜は二食食うから母ちゃんに二食も無理だから買うか食べてくるかしろって言われてんだ！
だからいつものことだぞ！」



『あははは！お母さん大変！じゃぁ、お付き合い願います。何食べる？とりあえず商店街の方に行こうか！』

俺がいる→←食べたい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す