三角な関係【及川徹】【岩泉一】 (ページ24)

今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:49,597 hit

どこに行くの？ページ24

『あ……ストーカーですか？』

「へっ！？偶然だね〜Aちゃん！」

学校終わり、私の後ろにいるのは白々しく笑う及川徹

『いや、明らかにつけてたよね？』

「あのさ〜俺、めったにない部活休みなんだよね〜だからさ〜デートしてくれない？」

『…さよなら。私勉強するから』

「あっ！ちょっと！Aちゃん！絶対勉強しないでしょ？いまここ入ろうとしてたじゃん！」

及川は目の前のゲームセンターを指さした

『……ここのゲーセン限定のぬいぐるみ集めてるの。
そういうわけだから。私といても楽しくないよ』

「ふ〜ん、ちなみにどれ？」

『あれ。あの青色だけ揃ってないの』

私は窓から見えるUFOキャッチャーを指さした

「じゃぁ、あれ取ったらデートしてよ？よし！入るよ〜」

『えっ？あ！ちょっと！』

あっ…絶対無理だなこりゃ…

狙う青色のぬいぐるみはかなり難しいところにあった

「んー2回だな。２回で取れるよ」

　
『え？』

……すご…

「やったーーー！！Aちゃん！はい、どうぞ」

私の手のひらに青色のぬいぐるみをのせてくれた

『ありがとう…』

思わず顔がにやけた

「かっ／／／かわいい！！なにその顔！待って！かわいい！」

及川は床に座り込んだと思ったらスクッといきなり立ち上がり私の手を掴んだ

『え！？ちょっと！どこ行くの？！』

「次は俺に付き合って！！」

及川は私の返事も聞かず手を引いてズンズン歩き出した

＿＿＿

『ここは…？体育館？え！？いや、入って良いの？めちゃくちゃ見られてますけど！？』

「なんだよ！？及川女なんか連れてきて！」

「かわいいなー！彼女か！？」

あっという間に中にいた巨人達に囲まれた

『いや…あの…』

この人達…高校生には見えない…大学生かな…

「そうなんですよ〜かわいくて心配で連れてきたのでここ置いときま〜す」
　

『はぁ！？ちょっと及川！』

「おい！及川早く着替えて入ってくれよ！」

「はーい！あ！Aちゃんはここで座って見学ね〜」

及川の付き合って欲しいところはどうやら、バレーの試合のようだった

どうしよ…