三角な関係【及川徹】【岩泉一】 (ページ20)

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男前な岩泉ページ20

……とりあえずお風呂入ろう

岩泉君のジャージを脱いで、ふと洗面台の鏡に写る自分を見た

『げっ！？』

私の制服は着ていた胸の形がはっきりわかるくらいに透けていた

だ…だからあんなに慌ててジャージ貸してくれたんだ…何という失態…

『そりゃ、げ！？って言いたくもなるわ…』

しかし…岩泉君、全然こわくなかったな

いや、むしろ

優しかったな…話しやすかったし…

そしてなにより…笑った顔かわいかった

湯船にぶくぶくと顔を沈めた

＿＿＿

花「おい！岩泉！昨日、見ちゃった〜」

松「いいよな〜俺らと遊ばないで一人で帰って正解だったよなー」

翌日の３年になって初めての朝練、花巻と松川がニヤニヤしながら近づいてきた

「………おい、まさか」

松「昨日青葉さんと相合い傘してたろ〜」

「見てたのかよ！！」

花「見たくなくても目に入ったんだよ。美少女がいかつい男とピンクの傘に入ってたらよ」

＿＿＿バシーーン

「いって！何すんだクソ川！！」

後ろを振り向くとクソ川が投げたと思われるボールの横に鬼の形相のクソ川が立っていた

「いや！こっちのセリフね！岩ちゃんどういうことさ！！」

「いや、昨日一人で帰ってたら雨降ってきて、たまたまいた青葉が傘にいれてくれたんだよ。暗かったからついでに送っただけだ」

「はぁぁぁ！？そんなときは俺を呼びなよ！」

「お前呼んでなんになるんだよ！」

花「ぶははは！え？なに？お前らライバル？幼馴染同士で？頑張れ！」

「んなわけねーだろ！」

「もー！！岩ちゃんのくせになに男前なことしてんの！？」

松「あ！おい！そろそろ行かないとまずい！クラス発表始まる！」