三角な関係【及川徹】【岩泉一】 (ページ2)

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二人との出会いページ2

「Aどこ行くの？」

『女子はまだ決勝まで時間あるよね？男子の試合見たくて！従兄弟も一年なんだけどいるし！いいかな？」

「ははは！あんた自分の試合もあるのに緊張とかないわけ？いいよ！時間までには戻ってきてよ！」

キャプテンに伝え、私は自分の試合の前に隣の体育館の中体連の男子の決勝を見に行った

『分かった！』

「おい見ろ！北川第一の及川と岩泉！すげーな！でけーし。ほんとに中学生かよ(笑)」

「いや、白鳥沢の牛島には負けるだろ！」

そんな観客席のおじさんたちの会話の先にはコートを走り回る選手達

　

『北川第一は…あ、飛雄すごい。一応ベンチにはいるじゃん』

北川第一の一年の従兄弟の飛雄はキラキラした目でベンチから試合を見ていた

ふふふ…試合出てないのに楽しそう

「及川！あげろ！！」

「岩ちゃんいけ！！」

「おう」

へーあれが及川と岩泉。たしかにすごいコンビネーション

二人は阿吽の呼吸で次々に点を決めていた

もっと見たいけど…そろそろ戻らないと集合時間に間に合わないな…

その時、ベンチにいた飛雄と目が合った

手を振ると恥ずかしそうに飛雄は少し手をあげてくれた