十四話目【悠希と恋の事実】 ページ16
「そうなんですね。私の試合は…恥ずかしながら負けてしまって…」
負けようとしてたから予定通りなんだけどさ。この恥ずかしい云々の余計な言葉は回りに聞かせるためだよ…
まあ、なんていうか、一応全力でやったよ〜的なアピールだね
「残念だったね」
「ええ…」
……兄さん…その、絶対に思ってないだろって視線は隠したほうがいいよ？ね？私のためにもさ。幸い誰も気がついてないけど…ね？
そうやって兄さんと話していたら、ワァァァ！っと歓声が聞こえた
そちらに目を向けると御影さんがシュートを決めていた。似合ってる……これは、格好いいと言わざるおえないな…
「…凄いですよね」
…………兄さん？……ダメだアカン見惚れてやがる。
って、ゲェ
「望月さん達ではないですか、どうされたんです？試合は？」
雪野さん…
「………っ、ゆ、雪野さん…い、いえ、色々ありまして参加できなくなったので…律貴の応援に来たんですよ」
「こんにちは、雪野様、私も兄様と同じような理由でここにおります」
……あ、あの？雪野さん？ちょ、ちょっとその妄想をやめて！私にダメージがきてるから！
ちょっ、純粋腐女子をここで出さないで！お願い！
『やばい、やばくね？応援に来てるとかもう好きってことじゃん。前々から思ってたことだけ絶対そうだよ、うん。はっ、実は恋人？恋人だとしたらくそ萌えるんだけど』
一部分だけだけどこんなこと考えてる雪野さん。………結構やばい方面にも考えちゃっていってる…
雪野さんを雪野さんと呼ぶ根元、それは、腐女子で姫女子。そ、れ、も、声に出さないからいいのだがなんでもかんでま妄想に結びつけるタイプの
さて、声に出さず、ひっそり、こっそり生活している腐女子は基本私以外には無害だ。だって聞きたくないことも聞かないからね
だが、私には聞こえる。簡潔に、簡潔にいえばゴキ腐り一歩手前のやつにしかならないんだよ…！軽く？ダメな方の腐女子、姫女子にしかならないんだよ！
てか、残念ながら恋人じゃないんだよ？ないからね？あの二人。兄さんの片思いだからね？あと、私での妄想やめて、ほんとやめて、ねじ込まないでお願いします。
脱線したけど、その結果親しく呼べなくなったんだよ…
ちなみに私が思考の海に沈んでいる間に兄さんと雪野さんは話しこんでる
「っと、私は次の試合があるので失礼します」
そうなんだ
「頑張ってきてください雪野様」
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ららるりな - あははははさん» コメントにきずくのが遅れてしまい申し訳ありません！この作品を拝見していただきありがとうございます！(※idが違いますが同一人物です) (2021年2月23日 13時) (
レス) id: 0fefafb472 (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - 草 (2021年1月4日 17時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
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