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厄介なことになった。よりによって長い間この無礼者巨人と2人っきりになってしまうとは…クッ何たる、なんなる…なんたるなんだか忘れた。


「全部口に出てんぞ、ま、俺になんかあったんだろ丁度いいじゃねぇか。なんだ、言ってみろ」
ニヤニヤして来くるのがムカつく。絶対わかってるくせに、ムムムどうせここで殴りにかかったら胡蝶に怒られて終わる。これ以上怒られるのは勘弁だし…


『なんでも…ない。お前に用なんかないわ!』


「あっそ!」


フン!この後、胡蝶が部屋に戻ってく間、お互いそっぽを向き合って一言も口をきかなかった。



胡蝶が点滴を用意した。やっぱり先端には針がついていて、点滴の場合その針をしばらく刺しっぱなしにするそうなのだ。

刺される瞬間が怖くて針から目を逸らそうとそっぽを向くと宇髄と目が合った。


藁をも縋る思いで宇髄を見つめていると、なんと宇髄がハァとため息を吐いて頭をポンポン撫でてくれた。


そんな宇髄の行動に驚いていると、「終わりましたよ」という胡蝶の声が聞こえて来て腕を見ると先程胡蝶が持っていたそれは私の腕に刺さっていた。
全然痛くなかった。
あんなに尖ってんのになんで痛くないんだ?その針をじっくり観察していると


「では、あとはよろしくお願いしますね」


「おう」


なんていう会話がされて、まだ宇髄と2人っきり、になってしまったのだった。

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作者です - 廣岡唯殿さん» 頑張ります!待っててください!! (2022年3月13日 22時) (レス) id: 8d6640189c (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯殿 - 面白い続きが観たい… (2022年3月11日 22時) (レス) @page34 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Δ | 作成日時:2021年12月31日 11時

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