どうもこんにちは！死神です！【鬼滅の刃】 (ページ20)

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そしてついに、炭治郎は岩を斬った。

話によると錆兎と真菰いう子に助けてもらったとのことだ。

年は炭治郎と同じくらいだったとのことで、友達が欲しい私にとって同年代の子供との関わりは喉から手が出るほど欲しいものだった。

私も会ってみたかったものだ。うんうん。

私も炭治郎も鱗滝左近次に狐のお面をもらった。

名前は確か…やくじょのめん？(厄除の面)かな。

炭治郎のお面には右の額に太陽の紋。

私のお面には左頬に薄い青紫色の花の紋がそれぞれ施されていた。

この花なんて名前だったっけ？うーん、、、

綺麗て、既視感のあるこの花の模様に興奮し、お面を日に翳し眺めていると鱗滝左近次は私たちに刀を渡した。

その引き締まった空気と気配に私も自然と集中力が上がったような気がした。

や、多分上がったね、ピリピリしてたもん。

鱗滝左近次は炭治郎の妹禰豆子と共に待っていると言い、私たちを送り出した。

緊張が走る道中

無駄な体力を消費せぬよう走ることはせず、程よいスピードで炭治郎と私、2人で並んで歩く。

珍しく！私が黙っていたこともあり！その道中は静かなものだった。

すると突然意を決したように炭治郎が話しかけてきた。

「A、最終選抜では別行動にしよう。助け合っては本来の意味をなさないだろうし、自分の力を試したいんだ」

『私は構わないけど…でも…私が知らないところで炭治郎が死ぬのはやだし、炭治郎の知らないところで私が死ぬのも嫌だな…』

「A…わかった。じゃあ７日間の試験のうち最初の１日は一緒に行動しよう。お互い少し、緊張を解いてから向かった方が、確かにいいかもしれない」