どうもこんにちは！死神です！【鬼滅の刃】 (ページ2)

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『は？きさつたい？なんだそれ？
まぁそれは置いといて、君、名前は？さっさとしてよこちとらあんたに追っかけ回されたせいで疲れてんだわ。あ！君がもたもたしてる間に朝になっちゃったよ。んーこれでちょっとは森から抜け出しやすくなるかな。あれ？どーしたの？』

「ひ、日の出だぁｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛」

『え……』

激しい断末魔と焦げた匂いと共にさっきまで話していた彼は塵となって消えた。
目の前で起こったことに驚いて固まっていると、ガサガサと草むらが動いてそこから巨人が出てきた。

「よぉ事の一部始終は見せてもらったぜお前、派手なやつだな！」

『うわデッカ、派手？誰？』

「お前が今倒したのは“鬼”だ。夜な夜な人を喰い歩き力をつける、人からなるバケモノだ。俺はその鬼を滅するために作られた“鬼殺隊”の音柱をやってる、宇髄天元様だ！！」

『鬼なんか聞いたことない。世は物騒だな。
私は死神のAだ！
本物の神よ！さぁ崇め讃えよ！！まぁ死を祀る神、だけどね～。魂よこせぇ～へへっ』

「は？お前ない言ってんの気持ち悪いやつだな。」

『おん？』

カチンときた。死神は死神でも神ってついてるでしょ！神なんだよ？神様なんだよ私。なのに気持ち悪いやつだなんて…あったまきた。

初対面で？一部始終は見せてもらったとか言われて？その上架空の生き物の話されて？まぁ私も下界の人から見たら架空の生き物だろうけど、それはさておき。それでも真面目に話聞いてあげて？自己紹介までしかえしてあげたっていうのに！一発殴ろ。
こんな無礼なやつ一発殴るくらいじゃ足んないでしょ全然。そこを一発に踏み止まって上げたんだから感謝して欲しいもんだね。

右手の拳で思いっきり宇髄とか名乗ったやつに殴りにかかった、でも拳を受け止められ躱された。

「おい！いきなり何すんだよ！危ねぇだろうが！！」

『知らんわこの無礼者！！神に向かって気持ち悪い奴とは何だ！！一発殴らせろぉぉ！』

私は何度も何度も宇髄に殴りにかかり躱され、を繰り返し、途中から悔しくなって顔が熱くなって涙まで出てきた。

『あぁもう！！なんで当たんないのよ！一発、たった一発で許してあげるって言ってんのに！一発くらい真正面から受けなさいよ！！』

「あー悪かったって！謝るから落ち着け！！」

新しく足を踏み込んだと思ったら体が崩れ落ちた。

「おい！大丈夫か？！」

昨日夜通し走ったのが結構きてなのかもしれないなとか思いつつ落ちていく瞼に身を任せた。