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『セーーフ…』
HC「おつかれ」
『ほら飲め』
自分の席につきながら力を込めてドンヒョクの机にジュースを突きつけると、何か言いたげな表情を見せるドンヒョク。
珍しくロンジュンの助けありきのこのジュースなのに、なんだその顔は、貴重な一本なんだぞ。
『なんだその顔は』
HC「いや、俺確かチーズパンって言ったはずなんだけど」
『は？』
HC「俺さっき言ったじゃん」
『知らないわよそんなの！黙って飲みな！』
HC「ま、許しますか〜」
『てか聞いて、やばい話いっぱいあるの』
早々付属のストローを突き刺してジュース片手に相槌だけで私の話を聞くドンヒョク。
ストローを口に突っ込み、もう片方ではスマホを弄るその表情は、私に生意気な弟が出来た気分にさせる。
『さっきね、ロンジュンとイジェノと購買行ってきたんだけど』
HC「ジェノも？めずらし」
『でねでね、いざ自販機の前で財布の中見たら、そのジュース買うお金足りなかったのね』
HC「バカじゃん」
『うるさい、でもそしたらね、横にいたロンジュンがどうせドンヒョクうるさいでしょって代わりに払ってくれたの』
HC「は？じゃあこれあいつの奢り？」
『そうそう、何回も断ったんだけど、俺がしたくてやってるとか言ってきて』
HC「ふーん、らしくな、飲む気失せるわ」
『やばくない？初めてロンジュンにキュンとした』
HC「つまんな、それだけ？」
『あそうそうあとね、イジェノが私の名前知ってた』
HC「そりゃな、俺らがよくお前の事話すし」
『なんか悪い噂流してんじゃないでしょうね』
HC「ちげーよ、で、ジェノどうだったの？」
『んー、モテてる理由を改めて実感した感じ』
HC「なに惚れた？」
『惚れたまでは行かないけど、気にはなった』
HC「しょうもな、お前もそっち側かよ」
『ほら、ドンヒョクにもなんか可愛い子紹介してあげんじゃん』
HC「間に合ってますー余計なお世話ですー」
『強がらなくていいんですよ〜このままじゃ彼女出来ませんよ〜ドンヒョクぼっちゃん』
HC「うぜー、出来ないんじゃないの、つくってないの」
『でたでたモテないくせに』
HC「よく言うわ、じゃあ仮に俺が彼女出来たらどうする？」
『んー別に？いいんじゃない？』
HC「強がらなくていいんでちゅよ〜悲しいでしょ？」
『勘違いも大概にしろ〜イドンヒョク〜』
HC「ね、正直寂しいでしょ？」
『そしたら私も速攻で彼氏作るし』
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
