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YJ「結論イジェノのこと気になってんでしょ〜？」
SA「はー？だから違うって」
YJ「Aとイジェノが接点持ったからってヤキモチ妬いてんでしょ〜」
SA「馬鹿じゃないのあんたもさっきぺちゃくちゃ言ってたくせに！」
YJ「推しに近づく女が現れて〜？」
SA「ちーがーうーかーらー！」
何故か食堂から戻る際の廊下では“スアがイジェノの事を気になっている”という題目に流れが変わっていた事にただただ感謝し続ける。
絶対そんな訳ないのに私に威勢よく質問詰めばかりしたがために、とんでもない飛ばっちりを受けるスアと
無自覚だろうけど、部屋の角に追い詰められた私を真ん中に寄せると同時に、新しい獲物を部屋の角に寄せるユジン。
“都合いい” と思ってしまってごめんなさい。
YJ「はー…もう帰りたいね」
教室に1歩足を踏み入れると、まだ弁当を平らげていない状態の生徒ばかりで、改めて私たちはかなりスピード型の飲食なんだなと改めて思い知らされる。
「飯食うの速い女はモテないよ」と、食堂で二人でたまたま見かけた“飲むように食べる”で有名なリア先輩に向けて送ったドンヒョクの独り言が、この期に及んで私の頭に通り過ぎた。
5時間目の教材を取り出そうとロッカーを開けると、またしても「5時間目なに？」と言う今ここにはいないアイツのセリフが、頭を横切ってそのまま耳から抜けた。
SA「あーあ、物理の教科書忘れた」
YJ「ドンヒョクに借りたら？」
SA「アリだけどシワシワそ〜」
そう言ってドンヒョクのロッカーではなくドンヒョクの机の中身を探そうとするスアは、恐らく今にも雪崩が起きそうな彼のロッカーに手を施すのが嫌なんだろう。
SA「眼鏡は出てきたけど物理入ってない」
YJ「ちょーなんでそんな必需品机の中に忘れんの」
『あーさっき落ちそうだったから私が机の中入れた』
YJ「おつかれ、届けてきな」
『…一日ぐらい無くても大丈夫じゃないの』
SA「コンタクトきれてんでしょ？明日ドンヒョク事故るよ」
気を使った分が罰になって戻ってきた事実に腹が立ち、今度必ずキム先生にドンヒョクが無くした数学の教科書のことをバラすと決めて、メガネを掴み廊下に出た。
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
