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SA「よく気づいたねそもそも」
RJ「逆になんでお前ら気付かなかったんだよ」
YJ「マジでいつもの感じだと思って放ったらかしてた」
先程の遠慮気味なイジェノとは打って代わり、ロンジュンが容赦なく肩を揺さぶると、さすがのドンヒョクも目が覚めたみたいで。
HC「………いたい…」
YJ「ドンヒョク、体調悪いの？」
HC「……んー…」
数時間越しに感じる教室の照明のせいか、自然と目を細めるドンヒョク。
数時間前より少し火照っている頬、とろんと垂れている目
顔に“看護してください”と書いているように見える。
JN「朝からなの？」
HC「…」
『なんですぐ言わなかったの』
HC「…寝たら治るかなって…笑」
SA「マジで馬鹿、とりあえず保健室」
…えー…ひとりで…？やだ…笑
「一人で行って」
「ガキなの？」
「呆れるね」
「高校生だよね？」
みんながそれぞれの罵声を一気にキミに浴びせている間も
それにキミが笑って誤魔化している間も
キミの視線はずっと私にあった。
唯一キミに罵声を浴びせなかった私を気に入ったのだろうか。
RJ「さー行った行った、戻ってくんなよ」
HC「ロンジュナ〜俺病人だってば〜…」
JN「病人は早く保健室に行くんだよ」
HC「行く途中に俺倒れちゃうよ〜…」
だから誰か着いて来てよ
そう言いながら、もう一度私に視線を送るドンヒョクに、期待しない人なんているのだろうか。
私は今このドンヒョクの視線にときめいている？
数日前の私じゃ、自分に向けられたキミの視線に対して思いに耽る事なんて全く無かったのは確かだった。
昨日電車で肩を貸してもらったからだろうか
はたまた珍しく眼鏡をかけたドンヒョクに感激を受けたからだろうか
結局私は、キミの巧妙で器用な視線に期待してしまう側の人間な訳で。
『…えっと…私行こ』
「俺が行くから、先飯食ってて」
私の言葉に被さるようにそう言った声の主は、ドンヒョクの後ろに回り、早く行けと背中を押した。
HC「えマジで来んの？ほんとにロンジュナ？」
RJ「何？俺じゃ不満なの？」
HC「うん」
RJ「うざ、早く行けよ」
HC「痛っ、俺の大切な足が」
RJ「ジェノヤ、後から行くから先食堂行っといて」
JN「んー、ドンヒョクお大事に」
HC「気持ちが籠ってない顔だな」
JN「バレた？笑」
HC「お前マジで…」
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
