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SA「今すぐ何か食べないと…私の命が…」
『さっき食堂の席取っといたから』
SA「待ってマジで、スキ」
『この子朝からほんっとに起きないね』
YJ「そろそろお腹空いて起きるでしょ笑」
『あんたが今ぐっすり寝れてるのは私が今日一日盾になってあげてたおかげなんだからね〜？わかってんの〜？』
SA「後でなんか請求しな」
『この見返りは大きいぞ〜イドンヒョク〜？』
アンタの脳みそに直接語りかける程の大きさで声をお届けしてるってのに、まだ起きない？
前髪で隠れて少し曖昧なドンヒョクの目元が気になった。
しゃがんで前髪をそーっと退かせてみると、いつもはあまり目につかない少し薄くて太めの眉毛や、細かく並んだ綺麗なまつ毛が顔を覗かせた。
『みて、ドンヒョクまつげ綺麗』
YJ「マジじゃん、下手したらうちより長い」
SA「マスカラしてあげたくなる」
それなりに本気だった私達は、自分達のポーチからビューラーを取り出して軽く手の平で温めながら「朝早く起きてメイクする時間が存在しない男子は羨ましい」なんてことを話していた。
RJ「男子が羨ましい？」
SA「うわっ、びっくりした」
YJ「なんで男子って盗み聞きするの？」
RJ「お前らの声がデカいんだよ」
JN「ドンヒョク起きた？Aちゃん」
『うわっ、あ、おはよう』
JN「おはようってなに？笑」
私の肩にさりげなく片手を置くイジェノにビビり散らかしたまま、ゆっくりユジンとスアに視線を送るや否や、二人が口をグッと閉じたまま目を釘付けにして私の肩を見る姿が目に入った。
RJ「ドンヒョクずっとこんな感じなの？」
YJ「うん、朝からずっと」
JN「大したもんだよ、夜更かし常習犯」
RJ「ジェノ、起こして」
ふわふわの髪の毛から覗いた耳を引っ張り、起こすことを試みている様子のイジェノ。
イジェノ、それじゃ起きないよ、さっきもそれやったし。
すると何かに気づいたような表情で、唐突に手を耳からおでこに滑らせた。
JN「コイツ熱あるんじゃない？」
それを聞いたロンジュンが無言でドンヒョクに近づいて、おでこに手のひらを滑らせると「誰か保健室」と面倒くさそうに呟いた。
『嘘でしょ？ほんとに？』
RJ「ほら、触ってみて」
ロンジュンが無理やり私の手のひらをドンヒョクのおでこに当てると感じたのは、じわじわと感じる“温かい”というより“熱い”という感覚だった。
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
