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MK「だめだよ、友達には優しくしなきゃ」
『ドンヒョクがありもしない用事作るから悪いんじゃん』
MK「Aもそんなわがまま言っちゃだめだよ」
お、肉出来てるよ、とチゲのお肉を私の皿に慣れた手つきで装うオッパに、私はまたいつもの表情をしなくちゃいけなくなった。
習慣というものは慣れるとなかなかこびり付いて離れないものだ、このオッパが毎度それを証明してくれる。
『オッパ』
MK「ん？…あぁごめん」
『何回も言ってるよね？』
MK「いやもう癖なんだよ、癖」
『食べたいものぐらい自分で装えるの』
MK「昔それで火傷したよね？笑」
『だからもう子供じゃないんだってば！』
MK「黙ってオッパに甘やかされとけばいいのに〜」
幼い頃の私は「自分で出来る」が口癖で、オッパから何か手助けされる度に、自分が完璧に出来るわけでも無いのにそれをしつこく拒否してきた。
甘やかされるのが嫌いな、なかなか屈強な子供だったのだ。
『子供扱いされてるみたいでムカつくの』
MK「そんなこと言うの俺が知ってる女の子の中でAしかいないけど？笑」
『元カノと比べないでよ！』
MK「いや別に比べてる訳じゃ」
『そういえばオッパ今彼女持ちなの？』
MK「いや？今はいないけど」
もしかしてオッパと付き合いたい？と片方の口角を上げてちゃらけた事を言うオッパを見て、いつからオッパはそんな事を言えるようになったのだろうかと、一人静かに感嘆する。
オッパって彼女できたことあるの？と聞いただけで喉を詰まらせた数年前のオッパはもうどこかに行ってしまったんだ、と少し寂しくなる。
『うちのクラスにね、オッパのこと好きな人いっぱいいるんだって』
MK「本当なの？それ笑」
『ほんとだよ、ユジナが言ってた』
MK「それは感謝しないとだね」
そういう割にはあまり興味がなさそうにチゲをつつくオッパ。
「お、みっけ」と無邪気な顔でお肉をすくい上げるその姿、オッパ野菜食べてる？
『その中からとびきり可愛い子紹介してあげるよ』
MK「はぁ…笑別に求めてないよ」
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
