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飛んだ仕打ちを食らった。
結局説教という説教はされず、パク先生がチェックし終わった課題を、各クラスの教卓に置くだけという簡易的な雑用で事が済んだ。
先生が大袈裟に言うもんだから説教を浴びせられるなりらしいことをされるのかと思ってたら、ただの野暮用。
変にセンチメンタルだった時間を返してくれ。
無駄に心が軽くなった今、職員室から教室に戻る道は全く苦ではない。
『あれ、なにしてんの』
HC「あ」
教室に入ると、待ち合わせをした覚えのない顔がスマホを片手に私の席に居座っている。
『えっと、今日私と一緒に帰るんだっけ？』
HC「いや？別に」
『じゃあ誰のこと待ってんの？』
HC「別に誰も待ってない」
『帰んないの？』
HC「いや、もう帰る」
なんだかそれらしい返事は帰ってこないし、いまいち何が言いたいのかも分からない。
『ロンジュンは？』
HC「知らね、ジェノと帰ったんじゃない？」
イジェノはさっきお取り込み中だったからそれは無いと思うけど
それを言うと話が長くなりそうだからイジェノ本人の口から言ってもらうまで、ドンヒョクには申し訳ないけど黙っておこう。
『ちょっとまった、そこにある未開封の私の大好物のいちごミルクはもしかして…？』
ふと机の上をみるとまだストローが刺さっていない未開封のいちごミルク。
ドンヒョクがいちごミルクなんて珍しい。
これは私が飲むべきだ。
HC「あー、あげる」
『えマジでくれんの？』
HC「今いちごミルクの気分じゃない」
『じゃあなんで買ってきたの？笑』
HC「その時は気分だったの」
『じゃ、遠慮なく頂きます』
大した労働じゃないけど、労働後のいちごミルクは染みますね。
HC「パク先生の説教どうだった？楽しかった？」
『あー、結局なんか雑用押し付けられただけだった』
HC「えそうなの？全然お陀仏じゃないじゃん」
『ね、命拾いした』
HC「俺が起こしてあげたおかげでしょ？」
『はいはい、私もう帰るからね』
HC「んーー」
『今日は特別に一緒に帰ってあげるよ？』
HC「んーー」
『ね、ほんとに帰っちゃうよ？』
HC「あーーわかったって、笑」
『なんかそれ私がドンヒョクと帰りたがってるみたいでやだ』
HC「実際俺と帰りたいんでしょ？」
『はー？別にー？一人で帰ればー？』
HC「あーわかったって笑、俺もお前と帰りたい、これでいい？」
『許します』
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
