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『はぁ…』
いつもなら帰れる合図のはずのチャイムの音も、今日に至っては私の気持ちをより億劫にしていくものでしかない。
オッパ来るから部屋片付けないとなのにどうもタイミングが悪い。
SA「お、そのジュースはまさか…？！」
『はいはい飲め飲め』
SA「ナイス〜私のロッカー勝手に漁っていいよ」
YJ「説教どんぐらいで終わるの？」
SA「すぐ終わるんだったらうちら待っとくよ」
『もし長かったらあれだし、今日は先帰っといて』
YJ「了解、説教レポよろしく」
『楽しみにしときな…』
荷物はとりあえず教室に置いといて、こっそり職員室行きますか。
誰も私の事なんて見てないのはわかってるけど、勝手な個人のプライドを守るためにひっそりと…
RJ「おーい」
『…なに』
RJ「職員室にお呼ばれ中のAさんで合ってますか？」
『ちょうるさいって』
若干気配を消して若干猫背気味に歩く私の肩に手を置いて、もしもーしと手を振るロンジュン。
なにも苦が無さそうにふわふわと笑うその顔、腹立つなぁ。
RJ「あと先生にAのせいで授業遅れましたって言っといたから」
『…え…？まじで言ったの…？』
RJ「うん、だってお前が言えっていったじゃん」
『私の…内申点…』
RJ「ははっ、冗談、そもそも授業遅れてないし笑」
『やめてよもう…ただでさえメンタル弱り気味なのに…』
RJ「今度ロンジュン様様がなんか奢ってあげるじゃん」
『ほんと…？約束ね…』
RJ「じゃ、ファイト」
『あ、着いてきてくれるんじゃないの…』
RJ「ごめんだけどそこまで俺優しくないわ」
『はぁ…ばいばい…』
誰か私に化けて代わりに説教受けてくれないかな…
まあ傍からみたらどっちにしろ説教浴びてんの私だし、意味無いか…
学校辞めたい通信行きたい…
「ジェノくんほんとに私の事好きなの？」
「私ばっかりジェノくんのこと好きみたいじゃん」
少し先から聞こえるこの声の正体は大体検討がつく。
少し目を細めてピントを遠くに合わせてみると、どうやら予想的中みたい。
イジェノの新しい彼女がどこの誰なのかも知らなかったけど、こんな形でどこの誰かなのかを知ることになるのはまあ珍しい事じゃない。
手すりに靠れるイジェノの後ろ姿の先に見えるのは、ロングヘアの彼女。
お、今回はユナちゃんかー…喋ったことないけど。
これはスアとユジンに報告しないと。
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かげろう(プロフ) - mitarashiさん» コメントありがとうございます！学生ヘチャン良いですよね…泣嬉しいお言葉ありがとうございます。こっちも執筆できるように頑張りますね。 (12月20日 23時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
mitarashi(プロフ) - 初めまして！この作品のヘチャン凄く好みです！！笑 (12月20日 1時) (レス) @page29 id: b26963397b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2023年7月23日 0時
