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朝、歯を磨きながらテレビの電源を入れ、いつもの情報番組にチャンネルを切り替えると、ちょうどお天気お姉さんが各地の天候について予報してくれていた。
どうやらお天気お姉さんによると、今年の冬は大寒波の可能性アリとの事。
あれから数日が経った今日は、特に気温が低いらしく、カイロを背中にひとつ貼って、マフラーをぐるぐる巻きにしてから家を出た。
そのおかげで特に寒さに苦しむことも無かった上に、チソンくんがこの前のミルクティーのお返しに、と自販機でホットココアを買ってくれた。
それに加えて恐らく、私が飲み物に困ってまたホットコーヒーを買いに行くのを防ぐための策略なんだろう。
彼はカフェイン中毒による私の不眠症を親よりも気にかけてくれているみたい。
だけどもしかしたら、毎晩夜遅くに眠れない私とベッドで話すのが面倒になったのかもしれないね。
『今日は早いんだね。』
HC「まだピチピチの新入社員ですから。」
そんな彼の顔よりも真っ先に“あるもの”が私の目に飛び込んできた。
『なにそれ知恵の輪？』
HC「そうそう、新入り。」
ドンヒョクくんは、いつもとはまた別の金属製の曲がりくねった棒を回したり、引っ張ったりして、忙しそうにしている。
ふとデスクの端をみると、見事に面の色が統一されたルービックキューブが置かれていた。
また次の新入りが入ってこないように、その知恵の輪が解けないことを祈るばかりだ。
HC「ていうか、今日マジで寒いね。」
『みて。防寒対策だけは完璧なの。』
HC「俺もマフラーして来ればよかった。まだ寒いもん。」
『ははっ、貸そうか？』
HC「マジ？貸して。」
マフラーを手渡す際に触れたドンヒョクくんの手はすごく冷たかった。
朝早いから暖房もまだ付いておらず、ドンヒョクくんはまだ付け方も知らないから、為す術がなかったんだろう。
HC「すげーいつもの香水の匂いする、笑」
『ふふっ、いい匂いでしょ？』
HC「うん。いい匂い。」
腕を組みながらマフラーを巻いて縮こまっている様子はやっぱり到底同い年には思えない。
そして言うまでもなく、私がマフラーを貸せる仲にまで仲良くなれたのはこんな彼の人間性のおかげだろう。
もしかしたら私は、年下気質な男の子に弱いのかもしれない。
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かげろう(プロフ) - みらるさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです…泣マークはなんだか大人の恋愛より学生の青春が良く似合いますよね… (7月19日 21時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
かげろう(プロフ) - 名無し13257号さん» コメントありがとうございます！嬉しいです私もチソンのお話はお気に入りの1つなんです😭やっぱりチソンは年下彼氏がよく似合います… (7月19日 21時) (レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
かげろう(プロフ) - nAノさん» コメントありがとうございます！ほんとですか？😭😭嬉しいですジェミンはどうか重めでいて欲しいんですよね…ジェミンの束縛ならドンと来いです！ (7月19日 21時) (レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
みらる(プロフ) - ジェヒョン完結お疲れ様でした！安定にとても素敵なお話でした🤦🏻♀️どのお話も凄く好きなのですが特にマークとジェヒョンのお話が好きです！！これからも応援しています！！ (7月18日 6時) (レス) id: 3980f15294 (このIDを非表示/違反報告)
名無し13257号(プロフ) - 完結お疲れ様でした！どのメンバーの話も面白いのですが、私的にはチソンの目移り厳禁が一番好きです✨ (7月17日 9時) (レス) id: 8c948a8d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2022年9月20日 18時
