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そう言うと彼は、私の手を掴み自分の頬に当てて見せた。
いつもより血色が良く、濡れていて艶やかな頬はなんとも可愛らしく、愛おしい。
私の手、冷たい？
だってさっきからまともに温もれてないんだもん。
TY「何その顔。」
『いや、可愛い顔して酷い事言うんだなぁ、って』
TY「だって、俺が今必死に俺の中の理性と戦ってること、A知らないんでしょ？」
余裕そうに見えて欲を制御しているとは予想外だった。
でも私的には、もう失うものは失ったからなにをされても構わないと言うのが本音なんだけど。
『優しいんだね。』
TY「そりゃ簡単に好きな子に手は出せないよ。」
そう言って眉毛を下げて優しく笑う彼が、何故かすごく愛おしかった。
そういえば昼間、彼はまだ私が足りないと言った。
たくさんあげてるつもりだったけど、足りないんだって。
それは多分、私が素直じゃないから、気持ちを上手く行動変換出来ないのが原因。
だけど、彼は必ず私が満足するまで愛をくれる。
もちろん、その愛の大きさに順当な言動もしてくれる。
要約すると、言動で愛を表現してくれるテヨンと、心の中で愛を消化してるだけの私。
私の気持ちももっと知ってもらわないとだめ。
恥ずかしがってちゃだめだよね。
だから、もうお腹いっぱいだって言わせるぐらい、素直で正直な愛をあげる事にします。
『ほんとは、もっとくっつきたいの。』
そっと自ら彼の手に指を絡めて見ると、テヨンの元から大きな目が、よりパチッと大きく開いていた。
びっくりした？でも私の気持ちはずっとこうなんだよ。
言うのが遅すぎたよね。ごめんね。
TY「今日は雪が降るね。」
『何それ酷い。まだ夏だし。』
TY「ふふ。来て。」
私はそっとテヨンに近づき、首筋に顔を埋めてみた。
彼の体温が高いからか、彼の香水の匂いがいつもより濃く感じた。
湯船にお湯が満帆入っているせいで、少し動いただけでお湯が溢れ出す。
TY「大丈夫？無理してない？」
『違うの。恥ずかしくて言えなかった。だけど私はずっとこうしていたかったの。』
TY「…もう…おかしくなりそう。」
これを仕切りに理性が途切れたのか、テヨンは少し荒く私を溶かしていった。
行動一つ一つに余裕が無い感じ。
Aが俺をこうさせたんだよ。と言って何度も私に熱い視線を向けた。
TY「俺に溺れて。」
もう私は既に溺れてるのに。
end.
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かげろう(プロフ) - みらるさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです…泣マークはなんだか大人の恋愛より学生の青春が良く似合いますよね… (7月19日 21時) (
レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
かげろう(プロフ) - 名無し13257号さん» コメントありがとうございます！嬉しいです私もチソンのお話はお気に入りの1つなんです😭やっぱりチソンは年下彼氏がよく似合います… (7月19日 21時) (レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
かげろう(プロフ) - nAノさん» コメントありがとうございます！ほんとですか？😭😭嬉しいですジェミンはどうか重めでいて欲しいんですよね…ジェミンの束縛ならドンと来いです！ (7月19日 21時) (レス) id: 78c5f6ccc2 (このIDを非表示/違反報告)
みらる(プロフ) - ジェヒョン完結お疲れ様でした！安定にとても素敵なお話でした🤦🏻♀️どのお話も凄く好きなのですが特にマークとジェヒョンのお話が好きです！！これからも応援しています！！ (7月18日 6時) (レス) id: 3980f15294 (このIDを非表示/違反報告)
名無し13257号(プロフ) - 完結お疲れ様でした！どのメンバーの話も面白いのですが、私的にはチソンの目移り厳禁が一番好きです✨ (7月17日 9時) (レス) id: 8c948a8d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげろう | 作成日時：2022年9月20日 18時
