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Mizuki side
「なんで、言わなかったの」
そういうAに
何も言えない俺
言ったら
言ったら
どうしてた？
責任感が強いAのことだから…
“Aを失いたくなかったから”
なんて言えなくて代わりに出てきた言葉は
「別に言わなくたっていいじゃんか」
そう突き放すようなことしか言えない俺にAは
「だって、これって…」
そう言うんだ
“だって これって”
そう言うAがその後に続ける言葉を聞きたくなくて
遮るように言った
「お前には関係ねぇだろ」
やっちまった
そう思った時にはもう遅かった
立ち上がったAはいつも使っている通勤鞄に資料、パソコン、衣類を突っ込みはじめた
何をしているのかなんて
聞かなくたって分かる
「待てよ」
そう言って腕を掴んで
「このニュース気にしてんの？」
そうAに言う
でもAから返ってきたのは
「逆にあんたは気になんないの？」
そう心配そうに俺を見つめる目で
そして
「今まで10何年間も大切にしてきたもの壊れそうになってんのに気になんないの」
そういうAの瞳がうるんでいることを俺は知っていたのに
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ポップコーン(プロフ) - ハルさん» 長らくお暇を頂いておりました。また書かせて頂けたらな、と思います！ (2020年3月20日 12時) (
レス) id: ea7b8e31ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 更新ありがとうございます、、！ (2020年3月20日 0時) (レス) id: c24b4e85dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポップコーン | 作成日時：2019年12月28日 14時
