動き出した歯車(TH side) ページ8
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TH side
次のカムバックの準備が本格化してきて、また忙しない " 日常 " に戻り始めていた。
今日も夜までレコーディングをして、0時頃宿舎に帰ってきた。
ふと携帯を開いても通知は無くて、慣れた手つきでLINEを開き彼女とのトークを開くけれど今日も既読はつかない。
未だに彼女のことが忘れられなくてこんなことをしている自分は少し気持ち悪いなと思う。
JM「 またやってる 」
TH「 ああもう、見るなよ 」
JM「 しつこいよ、さすがに 」
TH「 ……わかってるってば 」
ジミンは俺からの一方的なメッセージが続くトークを見て怪訝な顔をする。
TH「 わかってる、けど、…… 」
まともな恋愛をしたことがないからこんな方法以外にどうすればいいのかもわからない。
JM「 ほんとにAちゃんのこと好きなの?執着してるだけじゃなくて? 」
TH「 好きだよ、愛してるよ、大切だよ 」
JM「 …そんなストレートに言わなくても、。 」
TH「 ……彼女がもし俺のためを思って会うのをやめたいって言ったのなら、もしかしたらまだどうにかなるかもって思っちゃうんだ。
……こんな無視され続けてるんだからもうダメだってのも薄々わかってるけど。
でも、ただ、俺はずっとAさんのこと好きでい続けるからってことだけでも伝えたくて、 」
JM「 もう、泣くなよ〜〜〜 」
TH「 だって、………すっごい好きなんだもん、どうにかなりそうなくらい、 」
JM「 はいはいはい、涙拭いて 」
そう言って口では適当にあしらうくせに俺が泣き止むまで隣にいてくれるのがジミンの優しいところだ。
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自分の作業室に戻り明日の準備を少しして、シャワーを浴びて寝室へ行くとあっという間に時計は3時を回った。
パジャマを着てベッドに潜り、アラームをセットしようとした。
その時だった。
静かな寝室に着信音が鳴り響き、画面いっぱいに表示されたカトクの初期アイコンと " A " の文字。
くるはずのない、彼女からの着信だった。
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久しぶりに聴く声(TH side)→←彼の存在(部長 side)
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Lily - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (10月28日 9時) (レス) @page15 id: 9cb33f84df (このIDを非表示/違反報告)
おけ(プロフ) - この話を見つけられてほんとによかったです‼︎更新楽しみに待っています❕ (2022年2月21日 0時) (レス) @page15 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
syuri(プロフ) - とっても面白いです!!これからも楽しみにしてます(*^^*) (2021年12月9日 15時) (レス) @page15 id: 98a8e9fc1e (このIDを非表示/違反報告)
ナナナ - 更新感謝です!!!!!! (2021年11月27日 23時) (レス) id: c6e3be00f0 (このIDを非表示/違反報告)
kahoringo25(プロフ) - 更新嬉しいです!!! (2021年11月26日 22時) (レス) @page15 id: 6490150a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこ | 作成日時:2021年5月5日 2時