テヒョンさんとのおしごと。3

お酒の勢い ページ5

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朝、目が覚めると早速頭痛に見舞われ、身体を起こすと若干の吐き気も感じる。




かんっぜんに二日酔いだ。




昨日のことを思い返してみると途中から記憶がなくて、少し焦りながらベッドから出てリビングに移動する。





『 ……あ〜、頭いたい、 』





昨日散々食べ物やお酒を広げたはずのリビングは想像以上に綺麗に片付いていて、誰かがやってくれたのか私がやったのか。


肉を焼いたホットプレートまできちんと仕舞われている。




一応カーテンやソファにファブリーズをたくさん振って、寝室に戻り携帯を開く。









『 ……えっ、 』








二日酔いのせいで変な夢でも見ているのか、と思って目をこするけれど、そうではないみたい。






ロック画面には、




" Taetae：不在着信 "




というカトクの通知があって。





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彼とのカトクは去年の夏に少し使った以来全く動いていないはずで、もはやその存在も忘れていたぐらい。




だけど、開いてみるとそんな言い訳もできないような状況で。






『 …………いや、私からかけてるじゃん…… 』






わたしは深夜の3時頃彼に電話をかけたようで、しかもそれは繋がってしまったらしい。


通話時間は2分35秒になっている。






『 ……わたし、なにしてるんだろう、最悪、 』






まさか自分がお酒の勢いでこんなことをしてしまうタイプだったなんてショックすぎる。



彼に迷惑をかけたこと、そしてこの電話をした時周りに誰かいなかっただろうか、私はなにを話したんだろうか、とたくさんのことが頭を駆け巡る。





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