情けない(JK side) ページ35
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JK side
『 ……私、テヒョンさんとはもう会わない。
だから、そんなに心配しないで 』
ヌナはそう言って力無く笑った。
JK「 ヌナ、それは 」
" 違うよ " 、" ダメだよ " って、言おうとしたのに、
その瞬間頭によぎったのは日本から帰ってきてクタクタのまま眠りにつくテヒョンイヒョンの姿で。
服も着替えずリビングのソファーに倒れ込んで、翌朝は大きなクマをつけて仕事に向かった。
そんな姿を思い出してしまって、そしたら何も言えなくて。
俺は最低だ。
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帰りの飛行機の中、いつもならすぐに眠ってしまうけれど今日は一睡もできなかった。
頭の中をぐるぐると駆け巡るのは、楽しそうにヌナの話をしたり、告白の言葉を考えるヒョンの姿だった。
" 早く告白しなよ " なんて言っといて、そんな俺がヒョンの幸せをぶち壊してしまった。
罪悪感に苛まれて、とてつもなく苦しくなって、
それは涙となって溢れた。
チソン「 ……ジョングクさん、大丈夫ですか? 」
JK「 ……ちょっと、……大丈夫です 」
コンサート以外で泣くのなんて久しぶりで、隣に座っていたチソンさんも少し動揺している。
我慢してもなぜかどんどん零れてきてしまって止まらない。
……ああ、ほんと俺はダメだ。
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「 ジョングクが泣いたの? 」
「 ジョングクが泣いたって本当? 」
「 ジョングガー! 」
宿舎に戻ると、ヒョンたちは誰から聞いたのか口々にそう言って俺を取り囲む。
その中にはテヒョンイヒョンもいて、心配そうに俺を見つめる。
TH「 ジョングガ、どうしたの? 」
JK「 ……なんでも、ないです 」
口ではそう言うけど、テヒョンイヒョンの顔を見るとまた涙が出てきてしまって。
本当に情けない。
JM「 テヒョンが泣かせた!!!! 」
TH「 ちがっ、……ジョングガ、おれなの? 」
俺はふるふると首を横に振り、自分の作業室に入って鍵を閉めた。
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まこ(プロフ) - ゆーみさん» 不定期で申し訳ないです( ; ; )続編でもよろしくお願いします! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 杏奈さん» ありがとうございます!!( ; ; )今後もぜひ見守ってください!( ; ; ) (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - riyaさん» わ〜〜いつもありがとうございます( ; ; )続編でもよろしくお願いします! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます( ; ; )すっごく嬉しいです……!ご期待に沿えるよう努力します! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 更新楽しみにしています!! (2021年4月27日 9時) (レス) id: 7ed0007cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこ | 作成日時:2021年1月16日 19時