テヒョンさんとのおしごと。２

ヒョンとヌナ（JK side） ページ32

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JK side





最近のテヒョンイヒョンは正直…見てられない。


毎日続く仕事でクタクタの中、少しでも時間が出来ればヌナに会いに行こうとする。




それはソウル市内や100歩譲って国内ならまだいい。

だけどヌナの住んでる場所は日本で、簡単に会いに行ける距離ではない。




片道3時間半、そして空港での手続きや待ち時間なんかも込みで考えれば4時間以上かかる。




ヒョンはまだ陽の昇らない早朝に家を出たと思えば夕方頃戻り、そのまま仕事に行くこともあれば



昼過ぎに仕事が終わってそのまま空港に向かい、深夜に帰ってくることもある。



1日休みなんて滅多にとれないからスケジュールを組むなら必然とそうなってしまう。





そんな生活が続いて身体は限界のはずなのに
仕事はきちんと完璧にこなすから俺は何にも言えなくて。



ヒョンがいつか壊れてしまいそうですごく不安だ。



夢中になってしまえばそれしか見えなくなるタイプだから、気付かないうちにボロボロになってるんじゃないか、って。





そんな時、事務所で社員さんたちと話しているとこんな話を聞いた。






" 熊野Aさんを引き抜きたい " って。






うちの事務所は他社から有能な人材を引き抜いたりヘッドハンティングすることがよくあって、ヌナもその一人に選ばれたらしい。



全くの他業種なのにこれは正直すごいことだと思う。



俺はよくわかんないけど、グッズのマーケティングとか広報とかそういうのを任せたいらしい。
しかも、かなりいい条件で。





ヌナがこの話を引き受けてくれれば、きっとヒョンも喜ぶだろう。




俺はちょっとだけその話に介入させてもらうことにして、来週日本に行く時にヌナと会う予定を取り付けた。






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