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決めたこと ページ31

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『 ……チソンさん、呼んでください 』





JK「 ……もういいの? 」





『 うん、決まったよ 』







ジョングクさんは心配そうに私の方を見つめる。


なんだかその目を見たらまた揺らいでしまいそうで、私は部屋に入ってきて席についたチソンさんだけを真っ直ぐに見て口を開いた。






.







『 ……すごく、魅力的なお話をいただいて感謝しています。





身に余る光栄、というか、。……でも… 』








もう一度、本当に後悔しないか考えてみるけれど
やっぱり私の選択肢はひとつで。








『 ……今回の件についてはお断りさせていただきたいです。 』








決めたのは 断ること、だった。








チソン「 ……やはりそうですか。 」







『 、申し訳ないです 』






チソン「 いえ、いつでも待っているのでもし気が変わればすぐにご連絡ください 」






チソンさんは柔らかく笑ってそう言う。



後腐れを残さないサッパリとした感じが彼の性格と有能さを物語っているようだった。





一方ジョングクさんを見ると、チソンさんの隣でガックリと項垂れていて。






そんなジョングクさんを見て、引き抜きの返事と共にもう一つ、伝えようと決めたことを話すために私は口を開いた。









『 ……ジョングクさん、






私、もうテヒョンさんとは会わない。






……だから、そんなに心配しないで 』








JK「 ……え、 」








思ったよりもスラスラと口から出たその言葉に、自分で決めたことなのに少し泣きそうになった。







この話を断るということは、今の会社とBig Hitを天秤にかけ 今の会社を選んだということだけれど、





それと同時に、仕事とテヒョンさんを天秤にかけて
仕事を選んだということでもあったと思う。





そんな私がテヒョンさんと会うことはすごく失礼で
彼に迷惑をかけ続けている今、今日はそれを終わらせる良い機会だったんじゃないだろうか。







それに、元々ジョングクさんから連絡が来てから今日までの数日間、たくさん考えて " 彼とのことは全部おしまいにする " と決めていたのだ。







JK「 …ヌナ、それは、…… 」







彼は何か言おうとしたけれど言葉を詰まらせる。







『 心配かけてごめんね、



……彼にも、ありがとうございましたって、伝えておいてほしい 』







.

ヒョンとヌナ(JK side)→←選択



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まこ(プロフ) - ゆーみさん» 不定期で申し訳ないです( ; ; )続編でもよろしくお願いします! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 杏奈さん» ありがとうございます!!( ; ; )今後もぜひ見守ってください!( ; ; ) (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - riyaさん» わ〜〜いつもありがとうございます( ; ; )続編でもよろしくお願いします! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます( ; ; )すっごく嬉しいです……!ご期待に沿えるよう努力します! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 更新楽しみにしています!! (2021年4月27日 9時) (レス) id: 7ed0007cba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まこ | 作成日時:2021年1月16日 19時

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