テヒョンさんとのおしごと。２

勝負 ページ23

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それから2時間ぐらいずーっとテヒョンさんが持ってきてくれたゲームをして、

勝負は想像してた10倍ぐらい白熱して盛り上がった。





TH「 ぼくのかち！！！！！ 」





『 あ〜〜〜悔しい〜〜〜……


でも合計だと5対6で私の方が勝ってるからね！ 』





TH「 つぎも勝てば同点でしょ！？はやくカードくばって！！ 」





借りてきた猫のように縮こまっていたさっきまでのテヒョンさんはどこへ行ったのやら、

彼は はやくはやく、とカードをシャッフルしている私を急かす。




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結局最後は2連続で私が負けて、7対6でテヒョンさんの勝利。






TH「 はあ〜〜、よゆうよゆう…… 」





彼は伸びをしながらそう言う。





『 ギリギリ勝ったくせに 』





TH「 負けたくせに 」





『 もう！くやしいなあ〜…… 』





テヒョンさんは ふふん とドヤ顔をしながらカードを片付けていて、意外と負けず嫌いな私はわざとちょっとむっとしながらテヒョンさんを見る。





TH「 ふはっ、勝負は勝負だもん 」





『 ほんとにくやしい 』





TH「 …つぎまでに、れんしゅうしてて？ 」





『 …わかった 』





社交辞令かもしれないけれど " つぎ " があるんだ と思ったらちょっと嬉しくて。

負けた悔しさなんてどっか飛んでってしまいそうだった。





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