テヒョンさんとのおしごと。２

プレゼント ページ22

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テヒョンさんは日本語を考えるのに疲れたのか、韓国語で話し始めた。





TH「 ……前に言ってたから、クマのグッズとか集めてるって 」





『 あ、……覚えててくれたんだ、 』





そういえば前に電話でそんなことを話した覚えがある。LINEのアイコンがクマのイラストだ、っていう話からだったっけな。


実際、私の家にはクマのグッズがたくさんある。


テヒョンさんに出したマグカップにもクマのイラストが描かれているし、夜寝る時のパジャマもテディベアの柄だったりする。





話したことを覚えていてくれたのも、それを思い出してこれを選んでくれたのも、私にあげようって思ってくれたことも、その全てが私にとってはプレゼントで、愛おしくて、大切にしまっておきたくなる。





『 ……ありがとう、ほんとに嬉しい 』





私がそう言うと、テヒョンさんは照れくさそうにふわふわと笑った。





TH「 なんか、…はずかしい 」





『 …わたしも、笑 』





ちらっと彼の方を見ると目が合って、またお互い笑ってしまった。


テヒョンさんと一緒にいる時の、こうして自然とゆるむ空気が大好きだ。





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TH「 …あ、きょう、いっぱいあそぼうとおもって、 」





テヒョンさんは思い出したようにそう言って、持ってきていたボストンバッグをひっくり返した。



そしたら中から色んな箱や袋が出てきた。





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TH「 これがトランプで、こっちはUNO、これはジェンガで、これは…オセロだ。そんで…… 」





見るとそれはたくさんのボードゲームやカードで。





『 へ、……持ってきてくれたの、？ 』





TH「 うん、…にがて？ 」





『 ううん、！ 』





想像してた感じと違ったからなんだか拍子抜けしちゃって、でもテヒョンさんらしいな、なんて思ったり。

ボードゲームなんて見るの、何年ぶりだろ。





TH「 こんなのしか、なかった…… 」





テヒョンさんはそう言ってちょっとしゅんとする。
かわいい…………





『 ううん、こういうの久しぶりだからちょっとわくわくする 笑 』





TH「 ほんと？……ぼくつよいよ 」





『 私の方が強いもん 』





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