テヒョンさんとのおしごと。２

約束 ページ13

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『 テヒョンさ、 』





TH「 ……ぼく、あいにきます 」





私と向かい合って立ち、私の目をまっすぐに見てそう言った彼。





『 ……ゃ、 』





TH「 ぼくは……うそ、つかない



あいに、Aさんに、あいにきます 」






そう言って、私の手をギュッと握った。





こうやって勘違いさせることをするの、ずるいってちゃんと思うけど、わかってるけど、私はただ嬉しくて。





『 ……ほんとに、 』





TH「 ほんと 」





『 ほんとの、ほんと？ 』





TH「 ちんちゃ、ほんと！やくそく！ 」





" ちんちゃ " はよくわかんないけど、握る力が強くなる手と真っ直ぐな視線は嘘をついてなくて。





『 ……うれしい、です 』





TH「 よかったあ……、 」





テヒョンさんが手を握ったまま椅子に座るから、私もぐいっと引かれてまた椅子に座る。






そしたら " やーーーっ！ " なんて声が聞こえて、
振り向くとスタジオの入口にジンさんがいた。






JN「 テヒョンア！！〜〜〜〜！ 」





TH「 ああ、……ぼく、ちょっと、もどります 」





JN「 ちんちゃっ、ああ…… 」






なんだか呆れているジンさん。





「 ヒョン、マネヒョンと、うちあわせする予定、わすれてた 」






横からそんな声が聞こえて、見るとジョングクさんがいた。


" だめですねえ〜 " なんて言っている。






『 ごめんなさい、私が引き止めちゃったから…… 』






JN「 やっ、Aちゃんは、わるくない！！


テヒョンア！しっかりとしなさい！ 」





JK「 そうですよ！ヒョン！ 」





TH「 ごめんなさい…… 」





怒られてしゅんとする姿がかわいらしくて、思わず笑ってしまう。





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